旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

読書メモ

【読書メモ】テムズとともに

ある時SNSで彬子女王の『赤と青のガウン ―オックスフォード留学記―』のつぶやきがあって、面白そうなので図書館で借りようとしたのだけど。私が利用するところでは蔵書ではなく、代わりに?これを勧められて何気なく読んだもの。(実際には予約待ちで数か月…

【読書メモ】女の一生 一部・キクの場合

これまたオノヨーコ(仮名)の勧めで読了。前回の「沈黙」よりは重くないけど、やっぱり明るさ、救いが全くない。でもまあ、沈黙よりは時代や背景に対する抵抗は低かった。私的には。 新潮社HPより長崎の商家へ奉公に出てきた浦上の農家の娘キク。活発で切れ…

【読書メモ】沈黙

オノヨーコ(仮名)の勧めで読了。 島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の…

【読書メモ】火車

本の整理をしていたら、懐かしい本が出てきて久しぶりに再読。 …実は途中まで同じ著者の『理由』と間違えていた(汗どちらも好きな本。 いやー、昔読んだときと同じように面白かった。多分私が宮部さんを読むようになったきっかけの本じゃなかったかな。 休…

【読書メモ】舟を編む

数年前に古本屋で買って放置したままになってたものが発掘されたので、読んだ。 本屋大賞とって、松田龍平さん主演で映画化されてましたね。もちろん映画観てないけど。 出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれ…

【読書メモ】着物リメイク本何冊か

ご縁があって、SNSのフォロワーさんで18きっぱーの先輩であるオモチさんから着物をいただいた。1枚はウールなので、今の季節のうちに何か作りたいなあと思って図書館で色々本を借りた。 しかし、着物のリメイクって独特だなと。いや、普通の洋裁の本をそれほ…

【読書メモ】痴人の愛

谷崎潤一郎の代表作の一つですね。これまた今更読むよ。 読む前の私のイメージは「おっさんが若い女の子を自分好みに育てて食っちゃう話」だったんだけど…読み終えてみると、食われたのはおっさんの方だったのかな。 おっさんと言っても私より若く、現代風に…

【読書メモ】刺青・秘密

先日、谷崎潤一郎作品にまつわる着物の展示を観に行った話を書きましたが。 この年になるまで、食わず嫌いで読んだことなかったので1つは読もうと思って…まずは図書館で借りて来たデビュー作と言われる短編集。 まずですね、食わず嫌いだった私の中で彼のイ…

【読書メモ】上流階級 富久丸百貨店外商部

先日のマンション購入話がおもしろかったので、高殿さんの本を続けて読んでみた。こちらは竹内結子さんでドラマもやったそうなので、ご存知の方もいるかしら。私はドラマのことは知らなかった。そしてシリーズ化してることも知らず、2巻を借りてしまった。図…

【読書メモ】35歳、働き女子よ城を持て!

先日のツレヅレハナコの本のお口直しにこちら。 私自身にはマンション買う予定なんて全くないですけど、少なくともツレヅレハナコの本よりは面白かった。カドカワで契約社員として働く編集者が都内で城(マンション)購入レポを作家の高殿さんがサポート、追…

【読書メモ】女ひとり、家を建てる

インスタをフォローしてるツレヅレハナコさん。食と酒を愛する彼女が、文字通り女一人で一軒家を建てる話。おもしろそうと思って読んだのだけど… いやー、酷い本だった。何が酷いって、著書がツレヅレハナコって書いてあるのに、彼女が書いた文章は10ページ…

【読書メモ】オードリー・タンの思考 IQより大切なこと

読書メモだけど、これ結局読了できなかった。あんまりビジネス書籍読まないのだけど、こういった書籍の書き方が非常に苦手。小説やノンフィクションなんかでも、章ごとのタイトルとか、章の中にもさらに小タイトルが入ったりするけど。こういった書籍は、や…

【読書メモ】ソ連史

少し前に李登輝氏の本を読んで、ゴルバチョフ氏を思い出した私。それ関連の本読みたいなと思った中で見つけたのが、こちらの「ソ連史」。ソヴィエト連邦としての歴史を記した本。(作中ではソヴェトと表記) なかなか面白かった。Amazonでは「内容が難しい」…

【読書メモ】総統とわたし

少し前に90年代に書かれた李登輝氏の本を読んだと書いたが。 もう1冊読んだ。 ちょうど読み終えるころに、某国共産党100周年でトップのじじいが「台湾なんとしても併合したるからな」的な事を言っていて憤慨とも悲しみとも何とも言えない感情になった。 李登…

【読書メモ】李登輝伝

台湾好きなら、いろんな形で聞いたことがあると思う「李登輝」。(wikiではなく)生い立ちを知りたくて本を探したのだけど、意外と伝記に関するものが無くて。日本人秘書・早川氏のものを今予約中。とりあえず、すぐ借りられたのでこちらを拝読。 96年出版で…

【読書メモ】台湾海峡一九四九 その2(読了)

ようやく読了。 感想がまとめきらないけど、でも読了した瞬間の想いを残しておきたい。 なので、文章がぐちゃぐちゃかもしれない。 漠然と知ってはいたけど、台湾の人が「日本人」として戦地に赴いていた。当初は純日本人ではないから、戦争に連れて行っても…

【読書メモ】台湾海峡一九四九 その1

先日読んだ台湾少女、洋裁に出会うが面白くて、同じ作者のものが読みたかったのだが、あいにく図書館にはなかった。そして本当に読みたい本は翻訳されていなかったしね。 ということで、逆に翻訳者・天野 健太郎さんの本を探してみた。彼は台湾、中国の大学…

【読書メモ】もぎりよ今夜も有難う

友達のブログで片桐はいりさんのエッセイが紹介されていて、それを読みたかったのだが。図書館ではあいにく貸し出し中で無かったので、代わりにこちらを借りた。 かつてほんの一時期、単館映画にハマっていた時期はあったが、基本的には映画もドラマもほとん…

【読書メモ】台湾少女、洋裁に出会う

読書好きだったのに、スマホになってからめっきり読まなくなってしまった。 最近、会社近くの図書館にちょこちょこ行くようになって、主に手芸の本が多かったのだけど。たまたま、通路の通りがかりに見つけた本が面白そうだったので借りて、読んだらハマって…