友達のブログで片桐はいりさんのエッセイが紹介されていて、それを読みたかったのだが。
図書館ではあいにく貸し出し中で無かったので、代わりにこちらを借りた。
かつてほんの一時期、単館映画にハマっていた時期はあったが、基本的には映画もドラマもほとんど見ないので有名な「かもめ食堂」も観たことがない。
興味ないわけじゃないけどレンタルショップももう無いし、動画のサブスク系も一切やってないので、この先も観ない気がする。
ということで、彼女の存在はもちろん存じ上げているけれど作品も人となりも未知だったのだが。かつてシネスイッチ銀座でもぎりをされてたんですね。
当時は銀座文化という名だったそうだけれど。
キネマ旬報で毎月連載されたいたそうで、軽い文調の中にも映画館と映画への造詣があふれている。造詣というか愛だな、愛。(古いCMか)
各エッセイの題名も有名映画をもじっており、そもそも題名もそうだ。
映画に詳しい方が読んだら、もっとくすっとしてしまうんだろうなと思った。
とはいえ、映画無知マンの私が読んでもおもしろかったので、映画や映画館に興味が無くても読めますよ!
彼女の根っこを支えるのは映画であり、映画館なんだなというのがよく分かる。
いいところも悪いところも、邦画も洋画もアジア系もなんもかんも含めて愛してるんだなあと。
それで言ったら、私は間違いなく旅だなと思った。
どんなトラブルが起きてもトラベルが嫌いになれないの(笑)