旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

トーハクいいぞ

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数年前、友人が「トーハクの会員いいよ!年パスが2000円で全国(東京、奈良、京都、福岡)の国立博物館に通い放題だよ」って言われたんだけど。
興味ないわぁと思ってたのよね。


時は過ぎ。


コロナ時代到来。
私の生きがい・海外旅行が封印されるわ、友人らともほとんど会えないわで時間を持て余してる。
基本的に旅行以外は出不精。手芸用品を買いにとか、理由が無いと出かけるのが面倒なんだけど。さすがにちょっと飽きるし運動不足になるし。

 

というわけで…
1回行ったら、意外とよかったんで思い切ってトーハクの会員になった。前述の友人とは別の友人・オノヨーコ(仮名)が「会員になるならプレミアムになりな。お得だよ」とささやくので、その通りにしてみた。
※4月から会員制度が変わったようです

 

塞翁が馬だな。

 

トーハクは特別展以外は空いているので、見学しやすい。
今は予約制なのもありがたいよね。施設としては手間かもしれないけど、コロナが終わってもこの制度を続けて、入場者数をセーブしてほしい…人いれ過ぎでしょ!っていう酷い美術館・博物館とか(国内外問わず)あるもんね。

 

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会員になったことで、博物館を見に行くじゃなく庭園を見に行くなんてこともできる。
桜の季節、春休みということもあって、動物園が休園していようとも上野公園は混雑してるけど、ここは静かにのんびり見学できる。

 

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こういったものに興味がある子供が少ないからか、大人が多いしね。

この時は展示のテーマに「博物館でお花見を」というのもあって、展示物にも桜をモチーフにしたものがあったりした。

4/13から大人気の鳥獣戯画展が始まっちゃったので、しばらくは多少混むだろうけど。(できれば行くつもりだが)

また落ち着いたらフラッと行くよ~。

 

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そして、東京以外の博物館もせっかくだから行きたいな。
本当は前回の福岡旅行で行きたかったんだけど。小倉・門司をメインにしたので、そこまでたどり着けなかったのよね。歴史で習った「金印」が見られるんだけどね~。

2021年GW旅行

GWに西に行こうと思っていたが、色々考えて諦めた。

元々欧米の外国人観光客が多いところらしいのだが、今なら行き時かなと思ったのだけれど。
その地方に行ったら、93%の人(私の勝手な予測)が行くであろう観光地に私も行くつもりだった。(そしてそこが欧米人の人気スポット)
しかし、そこの予約状況がGW中ずっとフル稼働なのだ。2月に見た時は空きもあったが、3月の予約の時点では既に半分埋まっていた。


そんなところに私は行くのか…と。
1回目の宣言解除後、ほぼ毎月一人旅で国内をウロウロしてきたのだが、どこも私が行くところはほとんど空いていた。
私の好みと世間一般の好みがずれいてるのだろう。
2020年度下半期の旅行で混んでいたのは、ラストランを迎える現美新幹線とgoto駆け込み直前の京都錦市場河原町周辺くらい。

普段の出勤時には確かに満員電車で通勤しているが、口開いてる人はほぼ皆無だからね。

 

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し・か・し
GWの旅先は、おそらく一人旅はごく少数派でほとんど家族や友人と来ているだろう。

「私だけ一人…」みたいなのは、気にならないのだが。
十中八九、周りの人がペチャクチャ喋ってるのだろうと思うと、このご時世でめまいがした。
野外の施設だし、気候の良さからもマスクのやり方も怪しい人が多そうな気がする。

今の中央・地方含めて、時間の制限じゃなく人数制限にしてほしい。2人までしか入れない、家族連れは8時までにしたらどうだろうかとずっと思っている。


と、話すがずれたけれど。屋内外問わず、ぺちゃくちゃ喋るアホ客が大勢いると思ったら、やっぱり怖くなった。
ちょっと同僚に聞いたら、GW明けに休んでも大丈夫そうなので(笑)
人波が落ち着いた頃に改めることにした!


しかし。
去年に続いて、なんの予定もないGW…泣きたい

孤独のトラベル・福岡へ(9) これが博多織というものか!編

博多伝統工芸館のすぐお隣は櫛田神社(2021年3月時点)。

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ただ、この時は一部工事中で覆われていた。
博多の総鎮守で、博多祇園山笠が飾られてるんだよね。前来た時見たよ。

鳥居の外からのみのお参りで申し訳ありません。

直前に行ったはかた伝統工芸館がイマイチだったので、(´・ω・`)みたいな気持ちで博多伝統芸能館へ。
(歩いて5分かからないくらいの位置にある)

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これが!すっごく!良かった!私が海原雄山だったら目をカッと見開いていたことだろう。
※といっても私が見たのは博多織だけ。他は不明。

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博多織の実演を見せてくれるのだけど、人がほとんどいないから横に張り付いてガン見できるし、質問したら色々教えてくれる。
あ、一応透明パネル越しです。念のため報告。

 

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柄、織り方等が複雑になるにしたがって、多少変わるが機織り機とは基本的な原理は同じ。
生地を紡ぎだすものと、柄を織りなすものでそれぞれ機械の部位(糸)が違う。
こうして織っているところを見せているが、これは博多織が出来上がるまでのほんの一部にしか過ぎない。むしろ織るまでの準備に時間がかかる。
(これは美大で織を専攻していた友人も同じこと言ってた)
このような実演でも、ただ織るだけではもったいないので帯を織っている。ただし、織り手によってやっぱり変わってしまうので、1人で10連勤で織る。
(編み物なんかも人が変わると、途中から全然違うもんね)


などなど。もっと専門的な話を分かりやすくしてくれたんだけど。アホな私は既にだいぶ忘れてしまった…トホホ。

 

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閉館時間ぎりぎりだったので、見学はあっという間だったけど、とても楽しかった。
基本的には芸能館が開いてる日は、実演もやっているそうなので、次回博多に来た時にはもっとゆっくり見学したいなーと思った。

 

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大変満ち足りた気持ちで、余韻にひたって通りをぶらぶら。
と、少し前にインスタのフォロワーさんが行っていたポーたまの店が!沖縄で人気のポーク・たまごのおにぎりのお店が、県外初出店したらしい。
お店の外までおいしそうな香りが漂ってて、そそられるけど…さっき食べたサンドウィッチでまだまだお腹いっぱいなのよー!

写真だけ撮って諦めたわ。これも次回の宿題だわ。

 

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この後、スマホの充電がピンチだったのでチェーン系のカフェによって軽く充電。
で、アールの美しいビルを見ながら博多駅まで戻ってきた。

 

駅に東急ハンズがあって、その1Fに福岡・九州の特産品を扱ってるコーナーがあったので寄り道。(この時たまたまやっていた特設ブースだったようで、次の日は一部の商品を除いて無くなっていた…)

 

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久留米絣の端切れ
端切れという言葉が申し訳ない気がする美しさ。

 

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博多織は30cm四方程度で売られてた。

どちらも素敵だったけど、何に使うか全然思いつかないので、買わず。
でも久留米絣にも興味が出たわ。
まだ行ったことない久留米だけど、かつてのチェッカーズのファンとしても一度は行ってみなくちゃね(笑)


あと、博多人形の技を使ったブローチも売られてた。
これはかなり欲しかったんだけど、ピンブローチタイプだったので諦めたわ。ピンがよく外れちゃうんだよね。あれ。
それで失くしたことも何度かあるので、もうピンタイプは買わないことにしてる。

この後、駅の施設内にあるスーパーでパトロール。まだ買わないけど、どんなものかなと思って。
生鮮食品は鮮度がイマイチだったけど、お弁当なんかは充実してた。苺とか安かったらデザートに買おうかと思ったけど、そんなわけで見るだけで終わり~。

さて、この後は夕飯に向かいますよ。

孤独のトラベル・福岡へ(8) ソニックに乗って博多へ編

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小倉駅でもこんなメッセージが出てた。ほろり。


さてさて。ソニックの車内。水戸岡鋭治さんらしい木調のデザイン。
(指定席も自由席も料金一緒なので、指定席がいいんじゃないかと思う)

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そして、網棚が飛行機みたいなボックスっていうの?名前分からないけど。かっこいいの(言い方)
まあ、ほとんどが1人客なので2席を独り占めしていて、上を使うことは今は少なそうだなと思ったけど。

座席のシートもカッコよかったし、ちょうど目の高さの位置に小さなポケットがあって、ここに特急券いれられそうだった。便利だね。

テーブルの感じや、恐らく公衆電話があったであろうスペースがあったことからも結構古い車体なのなかと思ったけど、そんなの感じないくらいカッコいい造りだった。…用はないけど、トイレも入ってみればよかったかな。

 

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さてさて、ちょっと遅くなっちゃったけどランチ。先ほど行列で買ってきたのがこちらヽ(^o^)丿
小倉でちょー有名なサンドウィッチのお店OCMで買ってきたエビカツ&クリームチーズのサンド。
第一印象が「デカッ!!」。すごいボリューム。小食女子(私ではない)だったら、これで1日の食事終わりだと思うわ。

野菜も結構入ってるし、パン自体もおいしかった。

サンドのお供はコーラ。国内でコーラ飲むの久しぶりだなっ!めったに無いんだけど、疲労困憊になると甘い炭酸が欲しくなるんだよね。昨日からの疲れが抜け切れてなかったのかもしれない。

 

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小倉から博多はソニックだと1時間弱なので、撮影して食事してたらあっという間。車窓を楽しむ時間もないわぁ。
ホームの向かい側には特急ゆふいんの森が停車中。ちらっと窓から覗いたけど(ヘンタイ)カッコよかった。湯布院にも行ってみたいし、これも乗ってみたい。

 

博多の宿は駅から歩いて10分くらいの静鉄ホテルプレジオ博多駅前。駅前って名前だけど、全然駅前ではない(笑)

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レディースフロアの部屋をアサインしてくれたので、こんなものが!夜が楽しみだ~。

 

しばらく一休みして…バスに乗って、はかた伝統工芸館へ。
そうそう博多は西鉄バスという路線バスが発達してるのだけど。今回はそんなに乗るつもりもなかったので、お得な切符など買ってません。実際、乗ったのはこの1回だけだったしね。
祇園やドーム、天神なんか行くならあったら便利だと思う。

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博多織が見られると聞いて言ったのだけど。イマイチだった…

 

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博多織の歴史や、作られ方、作品が今昔問わずあるのかと思ったけど。どれをとっても中途半端で分かりづらい。
狭い場所にぎゅっと押し固めて置いてあるだけ。
結果として、頭に何も残らなかった。


もったいないな…

※個人の見解です。今リニューアル工事で福岡市博物館へ移動するらしいので、そしたらもう少しよくなるのかも。博物館ならきちんとした学芸員の人がつくでしょうし…

 

【読書メモ】台湾海峡一九四九 その1

先日読んだ台湾少女、洋裁に出会うが面白くて、同じ作者のものが読みたかったのだが、あいにく図書館にはなかった。
そして本当に読みたい本は翻訳されていなかったしね。

 

ということで、逆に翻訳者・天野 健太郎さんの本を探してみた。
彼は台湾、中国の大学で中国語を学んで台湾の本を何作か訳したんだけど、2018年に47歳で急逝してしまったそう。

私の大好きな通訳・米原万里さんも、翻訳や自分で小説を書き始めてすぐに亡くなってしまった。
どちらも、もっと読んでみたいのに…

 

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前置きが長くなってしまったけど。そういうわけで手にとったこちらの本。
いわゆる「外省人」と台湾で言われる人々が発生した「1949年」に焦点をあてている。
作者自身も外省人の子として高雄で生まれた。

見ての通りかなりボリュームで、中身も重いので読むのに時間がかかる。
なので、感想を2回に分けて書いておきたい。

私の中で中国共産党恐いというイメージは20歳くらいの頃に読んだ「ワイルド・スワン」で最初に形作られた。
あの本は清の時代から中華民国を経て中華人民共和国の女三代にわたる記録なわけだけど。

この本はつまり中華民国から中華人民共和国へ移る、いわゆる国共内戦を描いてるわけですよ。
国民党のやったこともえぐいが、この内戦で起こったことの良い側面のみのを喧伝している共産党にやっぱりゾッとする。
彼らにとって、内戦も文革もコロナも下々のものがどれだけ死のうが苦しもうが本当にどうでもいいことなのだ。と恐くなったけれど、これって中国だけかね?
今の日本が違うと言えるかね?そこには人間の持って生まれた業、性みたいなものもあるのではないかと思う。残虐性も含めて。

そして、台湾で「二・二八事件」や「白色テロ」が起こったことを考えると、国民党とは!!!と思うけど、この1949年に文字通り命からがら逃げてきた人、連れてこられた人を考えると、彼らもまた犠牲者だったのだと思う。
この本には国民党トップの人々は描かれていないので、トップの人々が「犠牲者」なのかは何とも言えないけど。

 

あと、言われてみれば…って感じなんだけど。台北には中国の地名が付いた通りや街がたくさんあるんですよね。
それの理由についても触れられていて、興味深かった。
そもそも上海も同じようになっているらしい。大昔に一度行ったきりなので、全然覚えてないけど。

街をそのまま中国に置き換えて、右上には東北、右下には東南といった具合に地名を使った通り名になっている。
成都路、貴陽路は西南つまり左下を、吉林路や遼寧路は右上。迪化街の迪化は今のウルムチを表している(wikiには旧称:迪化と書いてあった)

これは国民党が逃げてきた時に、ここを在りし日の中国と思って…ではなく。そもそも日本の植民地が終わった時に、中国らしさを取り戻そうということで上海をはじめとして台北にもこういった名前が付いたそうだ。

 

 

台湾海峡一九四九

台湾海峡一九四九

  • 作者:龍 應台
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: ハードカバー
 

 

 

ワイルド・スワン 上下巻合本版

ワイルド・スワン 上下巻合本版