旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

中華街の老舗、萬珍楼での楽しい再会

 

久しぶりに中華街へ行った。
お店は横浜っ子の友人たちにお任せしたのだけど、老舗の萬珍楼でコースをいただくことになった。

大箱だしと斜めな気持ちで行ったのだけど、料理もおいしくてサービスも気持ちよくて老舗の底力を見た気がした。
1人が30分以上遅れてきたのだけど、コース料理にもかかわらず気遣いも完ぺきだった。

 

人手不足の話を聞くし、おそらくこちらも例外ではないのだろうと思うけれど。
それでも年配スタッフの心配りがとてもよかったし、こういうのは一朝一夕にはできない。どんな仕事でもそうだろうけど、長年の経験の積み重ねだよな~と。
あらゆる仕事がAIに取って代わると言われているけれど、やっぱりAIじゃできない仕事あると思うんだよね。

掃いて捨てるほどの飲食店があって、どんどん店が入れ替わる中でずっと生き残ってるってすごいことですよ。

 

この日は10~20代に知り合った友人たちと会ったのだけど。
途中でブランクはあったもののこうやってまたみんなで会えることはとても嬉しいし喜ばしいことだなと毎回思う。
こうやって病院でも墓場でもなく集まれることがもう「当たり前」じゃないことが分かる年代になってしまった。

私たちはいわゆる氷河期世代なのだけど、こうやって会える程度の経済状況で、大なり小なりの体の不調ありつつも「食」も楽しめている。
1年に1度でいいからこうやって集まれたらいいなと帰り道にいつも思う。