昔から手ぬぐいが好きで愛用している。
海外旅行もできないので、物欲はめっきり薄くなったが、去年から「旅先では手ぬぐいを買ってもいい」ことにした。
そこで幾つか買っていて、今更ながら気づいたことがある。
人には誰しも、どうでもよくないこだわりがあると思うのだが、私は子供の頃から手触りのいいものがとにかく好きで、服もデザインより触り心地を気にしてしまうところがある。
幼い頃、保育園から帰ると、言われもしないのに玄関で足の裏、指と指の間まで丁寧に拭いていたらしい。砂場遊びで足の裏がざらつくのが嫌いだったのだ。
話が逸れた。
それで気づいたのだが、手ぬぐいの生地が会社によって全く違う。
手ぬぐいも、ここのは好きだなーとか思っていたのだけど、今回自分の備忘録のためにブログに書き留めておく。
手ぬぐいの生地には2種類あるそうだ。
文生地と呼ばれる厚手の生地と、岡生地と呼ばれる薄手の生地。
文生地は太い糸で作られており、しっかりした風合いで吸水性も高く昔ながらのデザインなどによく用いられる。(ちなみに総理とも呼ばれるらしい)
対して岡生地は細い糸で作られており、柔らかな風合いで細やかなデザインも反映しやすいそうで、昨今のデザイン重視の手ぬぐいなんかで使われているそうだ。
で、私の触り心地センサーは文生地の方が断然好き。
一般的には岡生地の方が安い(糸が細い分、いっぱい使うから)のだが、どうしても岡生地の方は頼りないというか、ふにゃふにゃした感じがしてしまう。
しかし、買う段階ではパリッとのりが効いてるし、どっちか分かりづらい。
岡生地でも大胆なデザインのものもあるし、文生地でも繊細なデザインもある。