古い友人のお母様が亡くなった。
私と同い年の友人は分校に通うほどの田舎の出身だが、それでも葬式にも参列しなかったそうだ。
自費のPCR検査も受けたようだが、色々検討した結果止めたとか。
自分に置き換えれば、正直なところ父はともかく(!)母の葬式に出られなかったら一生悔いが残ると思う。
でも、今のいろんな事情を考えれば止めるという判断もよくわかる。
他の友人もそうだけど、家族が亡くなっても今はあまり言わないよね。私ももし何かあっても言わないだろうなと思う。気を遣わせたくないというのがある。
その友人も言うつもりなかったのだろうけど、最近全然SNSに出てこないな、どうしたのかなと思ったのでlineしてみたら、実は…という話だった。虫の知らせっていうのかしら?
出会って間もない20代の頃に、ご実家に遊びに行ったこともあり、ご両親とも会っているので、どうしよう…と思った結果お線香を送ることにした。
本当はご実家に送るのがいいのだろうけど、さすがにご実家の住所知らないし、聞いたら遠慮しちゃうだろうしと思って、友人の家に送った。
遠慮してほしくない、送りたいというのは私のエゴかもしれないな。
でも、東京のお家でお線香焚くだろうか…と思ったけど、お店の方が「ご実家への荷物へ入れられる場合もありますし、腐るものでもないので」って仰っていた。それならいいかなと。
そうそう、最初はネットで手配して送ろうと思ったのだが、銀座にはお香や線香を扱う店があるのだ。
そこで、ご相談するとこちらで用意した手紙も入れてくださるというので、お店で購入した。
字が笑っちゃうほど汚い私だが、こういう時はパソコンの文字より手書きの方がいいかなと思う古い人間なので。これも自己満足ですな。
かつて日本が参加した大戦により「戦前」「戦後」と時代を分けるけれど。
このコロナも「コロナ前」「コロナ後」というように時代が分かれるんだろうなと思う。
香源
東京都中央区銀座4-14-15