旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

2022GW・道東旅(12) 最後に行くのは北方民族博物館

 

 

朝食を食べ終えて、河口まで散歩。
どん曇り、なんだったら時折小雨がぱらついてたこともあって、写真見てる人にはつまらないかもしれないけど。


海と無縁の生活を送る私的には大変楽しかった。河口が見られるなんてそうそうないじゃないですか。

 

何度も言うけど、ここも金カムの舞台だからね!それを思うだけで30分くらいは歩ける(意外と短い)

この頃、東京は既に半袖で過ごせそうな陽気だったのに、ここは連日10度以下。海はもっと冷たいはず。事件のあった知床はもうすぐそば。手を合わさずにはいられなかった。


さて、この後はこの旅最後の観光で「北方民族博物館」に行きます。
昨日も使った観光施設めぐりのバスで行きます。車を運転できない私には、これで行くしかない(あとはタクシーか)のですが、これまた滞在が1時間弱しかないんですよね。
それを逃すと4時間後のバスなので、正直行こうかどうしようか迷ったのだけど。
やっぱり行ってよかったです。時間足りないけど。

ここも「あばしりフリーパス」で割引になって、550円が500円。

 

中心部からバスで20分もかからないのだけど、小高い丘?の上の森の中にある。Googlemapで見てた時は、監獄から歩いて行けるんじゃねと思ってたけどとんでもなかった(笑)
森の中通って迷子になるところやったわ…

これがとっても楽しかった!アイヌの展示もあるけど、「北方」なので、北の少数民族の衣装、住居、音楽、文化などの展示があった。

 

分かりやすく、展示名は色分けしている。

 

沿海州やサハリンに住む民族の花嫁衣裳(ナーナイ花嫁衣裳)
華やかだよね~!

 

キラウシ!!(金カム登場人物)
北海道アイヌの男性用衣装だそう。うんうん、やっぱりキラウシじゃん。

 

グリーンランド・イヌイト女性用衣装。ビーズのケープは晴れ着の特徴なんですって。
他の博物館で見てても思うけど、私はイヌイトの色使いとかデザイン性(と言っていいのか?)、美的センスがとっても好き。

 

そして、彼らの裁縫技術についても説明と展示があったのがよかった~。

 

裁縫界において、糸よりも針の方が画期的な発明だったんだねぇ。
細い金属に穴開けて糸を通せば、布が縫えるって、私が古代の人だったら一生かかっても思いつかないと思う。筒で織る方法を先に考えるかなぁ。でも、北方に住んでたら毛皮とか着るのにはどうしても縫い合わせたいよね!うんうん。

 

熊おくりの儀式についても展示があった!!

ここにも金カムネタがたくさんあるのに、人全然来てなかったな。
もったいない…と思う反面、実のところ車が無いと来づらいよなぁと思う。もっとじっくり見たいけど、かなり駆け足で見た(こんなんばっか)



監獄に比べると作中にハッキリ出てくるわけじゃないからな。
でも、私は作品とかテレビ番組(ブラタモリとか)にハマるとそこから独自路線で興味を広げるタイプなので、こうやって世界が広がるのは楽しい。

 

ミュージアムショップ…というより売店という感じのエリアもあったけど、あんまり欲しいものは無かったな(´・ω・`)
貢ぎたかったのに~。

それでは、中心部へ戻ります。