旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

2022GW・道東旅(6) ラ・ラ・ランチは羊~~からのおやつ

 

本当は神社からランチの場所まではバスに乗ろうと思ってたんですけど。
あちこちに花が咲いてて、それを撮ってたら逃してしまったー。

前にケンミンショーで言ってたけど、北国は一気に花が咲いて春を告げると。だから北国の人は春が来ると嬉しくなるんだって。
東京辺りだと、梅、木瓜木蓮、こぶし、菜の花、桜、チューリップみたいにちょっとずつ時期がずれるけど。


その言葉通り、いろんな花が咲いてました。
どん曇りでも綺麗だねぇ。


神社から歩くこと30分(写真撮らなければもっと早いと思う)、駅チカのこちらは手芸部長の旅行記を見て行ってみたかったところ。

 

ここ平和園では「ジンギスカン」というと羊の焼き肉がいただけるんですって。
さらに、それが定食スタイルなんだと!羊肉、味噌汁、ごはん、おしんこ、サラダがついて610円!震えちゃう値段よ…

 

きたよ~~。

そして美味しいよ~~。おいしい。2回言う。帯広市民はこれを気軽に食べられるのか…驚愕

 

周りを見ると、これに肉追加してる方も結構いらして、私もそうしたかったんだけど。
他にも食べたいものがあったので、ここは我慢…帯広最高やない

(肉のプレートを撮り忘れる痛恨のミス)


さて、おやつ。六花亭本店にしようかなーって思ったのだけど、観光案内所のおねえさんに「六花亭以外でおススメありますか」って聞いたら、鯛焼き屋とカフェを教えてもらったので、カフェの方に行ってみる!なぜなら、次の目的地・百年記念館の通り道だから。

 

平和園から歩いて15分くらいで到着したのは十勝トテッポ工房。
乳製品がウリのお店でカフェやスィーツの販売を行っているようです。


本当はケーキ食べたかったんだけど…どれも大きい(汗
昔のコージーコーナーのケーキ位大きい。分かりづらい例えで申し訳ないけど、昔々の学生時代にバイトしてたもんでね(;'∀')

 

ということで、私が選んだのはソフトクリーム。日寄ってる(笑

でもこれもおいしかったよー!そして、電源がある席がいくつもあって、ありがたい限り。
庭を見ながらのんびりできる。若い子だけじゃなく家族連れや熟年(?)カップルもいて、すごくいいなぁと思った。

 

さて、ここから更に20分くらい歩いて百年記念館へ。

記念館は緑ヶ丘公園内にあります。
公園の敷地は広く、中には十勝監獄石油庫があった。そもそもここに十勝監獄があったそうで、また金カムに想いを馳せる(笑)



百年記念館は率直に言ってとても地味な博物館です。でも、私はとても好きになった。


それはこの時間までで帯広の滞在が何とも言えない心地よさがあったからということと、金カムという基礎知識(?)があったから。

 

そもそも帯広含めて北海道はアイヌの人々がいたけど、いわゆる和人(アイヌ以外の日本人)が入ったのはざっくりと明治期以降なんですよね。
その辺含めた歴史展示はとても興味深かった。

 


もう、金カムの通りだなと思う反面、帯広だけじゃないと思うけど北海道に当時移住してきた人々もまた未開の地(和人的生活の地という意味で)を開墾してくのは本当に苦労を重ねたんだなと。

ずっと住んできたアイヌの人々にも、ここを開墾して「おいしい十勝」を作り上げた人々にも頭を下げるしかないなと思った。

 

そして、ここでは小さいながらもアイヌ展示をやっていたんだけど。地元の小学6年生の男の子が来ていて、興味津々に展示を見たり、スタッフと話をしていてなんか心が熱くなったわ。


「今、ムックリにすごい興味があって、自分で作ったんだぁ」とか言ってて、後でこっそりムックリが何なのか調べたわ。(アイヌの楽器で笛だそう)

あんたに未来を託すよ!みたいなどこ目線か分からない気持ちになって、会場を後にしたのでした。