旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

2023年夏旅・日本最北の稚内へ(2) 利尻でバスツアー参加

 

旅2日目。天気微妙だけど今日は利尻島に行きます。

 

まずは稚内から利尻までフェリーにて移動。オンシーズンなのでフェリーは1日に3本あります。座席は1~2等以外に個室とか色々選べてweb予約もできますが、2等だけは当日購入のみ。さらにweb予約済みでも、チケット発券は当日出発直前(30-40分前に窓口が開く)しなくてはいけません。
はっきりいって面倒です。
せめて事前に発券できればいいなと思った。

 

稚内・利尻・礼文奥尻を結ぶ、ハートランドフェリー社はフェリーが3種類あり、自分が乗る予定のフェリーがどれに当たるかは事前にwebで確認できます。どれも車を搭載できるくらいには大きいので揺れは少ないと思いますが、新しいのと古いのとがあるので、そこはやっぱり新しいフェリーに当たった方がいいよねぇ。新しいとトイレとかも普通に水洗だし。古くても洋式で綺麗ですけどね。

今回全部で4回フェリーに乗ったのですが、この最初の利尻行きだけ2等席。2等は自由席なので、やっぱりいい席(海側とか)希望なら早めに言った方がいいです。スタッフに伺うと、チケット購入含めてだいたい出港の40分前くらいに来るといいですよとのこと。
オンシーズンの真夏でそんな感じらしいです。(車の場合は知らんけど)

この日は8/11祝日ということもあって、2等席は8割くらい埋まってたかな。(07:15発/08:55着)

 

利尻港に着いたら、宗谷バスのバスツアー・利尻Aコース 3,300円に参加。(9:05発/12:15着)この日は書き入れ時とあって、大型バス2台出たようです。(とはいえ前後の日は空いてたので、タイミング次第ね)
☆コース内容☆
 鴛泊フェリーターミナル~姫沼~野塚展望台(車窓)~オタトマリ沼~仙法志御崎公園
 ~利尻空港(途中下車可能)~鴛泊フェリーターミナル
 (画像は公式パンフレットより)

車無しにとってはとてもありがたいし、お安い設定だと思います。
(フェリー代金やレンタカーの都合でバスツアー利用されてる方も多いようです)

 

お天気はあいにくだけど、まずは姫沼。
天気が良ければ利尻富士こと利尻山が見えるらしいのだけど、これはこれで神秘的じゃないの。

 

沼の周りの木道をぐるりと散策できます。

 

今回のために、トレッキング用の防水靴をモンベルで買ったのですよ。これ本当に買ってよかったな。

ちなみに木道敷設に1億かかってるそうな。島には木材も人材も無いので、全部北海道本島から運搬するので高くつくんだって。ありがたく踏みしめて歩くわ。

 

ガイドさんが車窓風景も色々説明してくださるし、利尻ならではの事情なんかも話してくださり楽しかったな。

 

これはかつて鰊漁で栄えた頃、加工場が大混雑で鰊を搬入できない時にプールしておいたところ。本当プールみたいだねぇ。

 

続いてオタトマリ沼。この奥に利尻山があり、あの「白い恋人」の箱に描かれた姿が見られるんだって。ええ、天気が良ければね。
大丈夫、天気が悪くても食い気は満足できるよ!

ちなみに帆立をなぜ2枚も食べてるのかは…まあ色々あってとしか言いようがない。

とりあえず1枚はタダで食べてます(笑)

 

うに丼も気になったけど、時間が微妙で食べる勇気が無かった。観光・買い食い含めて滞在時間が大体30分くらいなんですよね。おいしい高価なうに丼をそんなに急いで食べたくないじゃない。

 

続いて仙法志御崎公園
ここでは天気が良ければすそ野から利尻山を拝めるらしい…

 

あのね、私の普段の行いのせいじゃないよ。ここのところずっと天気悪くて寒いって言ってたよ!本当だよ。
(滞在中ずっと20℃くらいで強風だったので体感的には寒かった)

 

ここでは漁師さんがやってる小屋で剥きたてのウニの食べ比べができました。向かって左がバフンウニで右がムラサキウニ
これで1000円!破格ですよ。これ食べて本当に来てよかったなと。一口食べるごとに感嘆の声が止まりませんわ。

 

あとは昆布専門店があって、土産をいくつか購入。昔この大きいやつ家にあったけど、こんなお高いものなのか…

この後は利尻空港に寄ってから港で解散。

 

道中ガイドさんから聞いた話で心に残ったもの

・利尻・礼文には熊や蛇がいない(伝説・噂的にはいたこともある)
 利尻山噴火で出来た島で、冬眠できるような洞穴もなく、溶岩の土壌というこもあり、田畑も無い
・6月ムラサキウニ、7月バフンウニ・昆布と9月まで漁が出来るが、利尻ではその日何を獲るか漁協が決めて無線が入る。(鰊乱獲の反省から)
・昆布漁は今も盛んで、この時期は季節労働者を絶賛募集中(日給も聞いたけど忘れた)条件はどこもほぼ変わらないのであとは「まかない」のおいしさでどこに応募するか決まる(笑)
利尻山は夏以外はわりと見える。空気が澄んでるから。
・沼がたくさんあるのは利尻山噴火のおかげ
・島内の電力は火力と水力で水力は利尻の湧水!!
・島内には高校もあり、約4000人の人口で60人ほどの在校生
・高校の必須行事に利尻山塔頂と歩いて島一周がある

利尻空港には管制塔が無い

 

と言ったところです。こういう小ネタ好きなんで、いつも聞いたら忘れないように元Twitterに流すんですけど、電波が微妙なんでね。揺れる車内でメモった!えらいぞ、私