旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

2023車無しで巡る長崎旅(3)・2日目は福江島のバスツアー参加<井持浦教会編>

2日目。まずはホテルの朝食をいただきます。ふだん、ホテルで朝食つけないんですが、五島だとお店あんまり無いかなと思って。
(無くはない。ちゃんとコンビニもホテルから歩いて5分くらいのところある)

 

1Fがカフェスペースになっていて、宿泊客じゃなくても利用できるようです。

出てきたのがこちら。

おっしゃれー!あと野菜たっぷりなのが嬉しい。そしてソーセージじゃなくキビナゴ?カタクチイワシ?が付いてるのが五島っぽいね。

 

朝食をいただいたら、出発。まずは船のチケットの引き換えに港まで行きますよ。歩いて10分弱くらいかな。

 

福江港は五島の他の島や長崎、佐世保、福岡なんかに行く船が出てます。ネットでチケット変えるけど、引き換えは窓口に行かないといけなくて、「明日は混雑してるから出来るだけ早めに来てね!来れる人は前日までに来たらいいよ!」と言われていたのですよ。
無事チケをゲットしたら、バスツアー集合のコンネホテルロビーへ。

 

福江島の名所を巡るバスツアーがあるとオノヨーコ(仮名)の旅行記を4トラベルで読んで、この五島行きを決めたんですよね。
車無しでもイケるじゃん!と思って。
このバスツアー、午前だけ、午後だけとかも選べますが私は1日まるっと周ります。(ほとんどの人がそうだった)

午前中は
ルルドのある井持浦教会
●映画「悪人」でも出てきた大瀬埼灯台
●渚100選にも選ばれた高浜ビーチ
●車窓のみの水ノ浦教会を周ります。
これが結構盛沢山!

 

まずは福江島を東西に横断し井持浦教会へ。このバスツアー、ガイドさんがいて道中も福江島のこと、五島のことを色々教えてくださいます。
こんな小さな島でも江戸時代には藩主がいた事、江戸時代末期に城が出来た事、なぜそれが江戸時代「末期」だったのか、今はその城が高校になっていること、井持浦教会に向かう国道は昭和の終わりに出来て、それまでは同じ島内でも道路を使うと数時間かかったこと、街のスーパーにはたまにとても面白い魚が出回る事…ともう一瞬たりとも寝てられないくらい面白話が続きます。

 

私、かなりアホなんですぐ忘れちゃうのでとにかく走り書きでメモしましたわ。走り書きっていうか殴り書き。

 

1時間ほどかかって、井持浦教会へ到着。(中は撮影不可)
この後の教会もそうなんですけど、どこもお金とらないんですよ…

ガイドさんの話では、ここ五島でも高齢化が進み、閉堂しており教会の数も減っているそう。
でもこの教会も含め綺麗にしてあって、数少ない信者さんがお手入れされてるそうです。一応小さな売店もあるのですが、商売っけも全然なくて…信者じゃない私は絵葉書くらいしか買うものが無い。もちろん買いました。

 

さて、そもそも五島旅をするにあたって、遠藤周作の長崎・五島を舞台にした凄惨なキリシタン迫害の本を読んでおいたわけですが。
それを踏まえたうえでこの教会を訪れることができてよかったです。

ヨーロッパの教会やイスラム教のモスクなど見てもそうだけど、「信心」「宗教」とは何かをいつも思うのです。
最下層の思う事とと宗教の上層部に君臨するものとでは何か違うのではないかと。

 

ルルドは本場・フランスから水を最初に持ってきて造られた世界初のルルドの分家(?)だそうです。
脇には蛇口で飲めるようになっています。私も病気平癒を祈っていただきましたよ。