旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

JR東日本「キュンパス」利用で青森郵便局巡り 《前編》

 

コロナで失ったキュンキュンする機会を取り戻そうというコンセプトのもと、JR東が今年発売したキュンパス。平日のみ、乗車日の2週間前までの購入などのハードルをものともせず、鉄好き旅好きが狂喜乱舞した祭りに私も参加いたしました。

パスは買ったものの、佐賀旅もあっていまいち乗り気じゃなかったのだけど。ふと気づくと青森行きの朝早い列車が満席!!(日帰り予定だったのでどうしても朝早い時間が希望だった)

 

出発までに手配がなんやかんやあったのだけど、なんとか希望に近い切符がとれて出発です。

このキュンパス、新幹線もOKで自由席なら何度でも、指定席は2回までと決まっています。
なので、私の工程は以下の通り。

 

都内某駅→新幹線・指定席→盛岡→新幹線・自由席(※)→八戸→八戸線・列車→陸奥湊→八戸線・列車→本八戸→バス(自腹)→三戸郵便局→バス(自腹)→三戸駅→青い森鉄道・列車→八戸→新幹線・自由席(※)→新青森→新幹線・指定席→都内某駅

※本来のこの区間は自由席は無いけど、特別ルールで乗れます。雑な説明なので自分で調べてください。

 

盛岡では駅近の郵便局目当て。

 

八戸で下車し、乗り継ぎ時間を利用して郵便局へ。

 

で、陸奥湊でみなと食堂のヒラメの漬け丼を食べようと思ったのだけど。

 

キュンパスなめてたわ。八戸線から降りた人が一斉にお店へ向かうし、その前にもかなりいたようで、食べられるのは1.5時間くらい先になってしまいそう。(この列はウェイティングボードに名前書くために並んでいるものなので、実際待ってる人はもっといる)
日曜の館鼻朝市の日じゃないからと油断していたわ。

 

とりあえず、八戸湊郵便局で風景印だけもらって考えた。

 

ポクポクポクポクチ~ン!

八戸魚菜小売市場で食べよう。市場は以前来たときは工事中だったのだけど、今は綺麗になってオープンしてます。ただ、朝3時から営業していて午後2時ごろまで営業しているらしいのですが、お昼前の時間帯ですらもう終了ムード満点。

 

ここではごはん買って、各店舗で適当に魚介を中心としたお惣菜や刺身で勝手に定食にできるのですが、そのごはん・味噌汁がラス1だった。というか既に終了の札が出ているところに「終わっちゃったんですかー( ;∀;)」と泣きついたら、1個だけならある!出せる!と言って出してもらった次第。

よかった。ありがたい。

 

ということで、こんな風になりました。

 

ミルガイ、筋子、味噌汁、ごはん。どれもおいしかった。
複数人で来ていればもっといろいろ買ってシェアできると思います。

 

初上陸の佐賀(10)佐賀ラーメンからの佐賀旅フィニッシュ

佐賀旅は2月の終わり頃だったのですが、ミモザが綺麗に咲いていました。
やっぱり東京より少し暖かくなるのが早いんだね。

 

お昼はせっかくなので佐賀ラーメンを食べてみたい!!と思いまして、のんぶーラーメンへ。

 

ご夫婦でやられていて、どちらもとても親切で佐賀ラーメンについて少しお話しできました。

スープ自体は同じだけど佐賀ラーメンは福岡に比べて麺が太めだそうで、ここでは替え玉で極細(長浜)、細麺(博多)、佐賀(これ)、平麺、唐辛子麺も選べるそう。

お店は化学調味料不使用なのに、ご自由にどうぞと机に3種類も用意する懐の深さよ。

おいしかった!ご馳走様でした~。

 

ホテルの方へ戻って最後の買い物。

佐賀牛半額で頭が狂ってしまって、少々後先考えずに買い物をしてしまった。持ち帰るのは大変だったけど、悔いはない。

 

佐賀駅からバスに乗り、帰ります。

 

機内でも佐賀錦。こちらは織物ではなくお菓子ね。これまた会社の佐賀出身の人に教えてもらったもの。
バームクーヘンで何かを挟んだものだそうで、おいしかったです。

 

帰ってから、郵頼していた呼子の風景印も届いて大満足の佐賀旅終了です。


佐賀って何があるのとか思ってずっと行かなかったことを後悔するほど好きになりました。
何が、どれが、どこが、というのはうまく説明できないのだけど。
行く前は、ANAがセールだったからという理由だけで行ったのだけど、これからはセールじゃなくても佐賀は行き先候補にあげようと思う。

 

初上陸の佐賀(9)佐賀錦(織物)と佐賀銘菓

市内には旧城下町らしい旧家や銀行などの古い建物が残っていて、見せてもらえるんですよね。
その中で佐賀錦を織っているところを見られる&体験できると聞いて、行ったのですが…ここでもまたひな祭りイベントでこの日は無いって言われてしまった!

 

私があまりにもしょんぼりしているので、慰められたので「佐賀錦見たかった。うぅぅぅう」と嗚咽を漏らしたところ、体験は出来ないけど織っているところを見ることはできますと。
そしてひな人形を見るのに、この日は有料(普段は無料)のはずだったんだけど、「錦」「錦」とうるさいからか?「佐賀錦だけだからどうぞ、奥行っていいですよ」と。

すみません・・・

 

ということで佐賀錦織をガン見。写真もOKとのことでガン撮。

 

織物ってどうやってもすごい手間がかかるものだけど、佐賀錦もまた細い絹糸1本1本使って柄を描いていくので、気の遠くなるような時間がかかるのね。
ということで、着物の反物ではなく帯などによく使われるそうです。

 

昨今ではこういう小物類にも使用しているそうです。

 

続いてきたのは旧古賀銀行(佐賀市歴史民俗館)。ここもひな祭り仕様になっていました。

そのおかげで佐賀の銘菓が揃っていて、お土産をいろいろ買えた!花より団子…こっちの方が楽し・・ごにょごにょ。

 

佐賀銘菓の丸ぼうろたまごボーロと全然違うよ。
佐賀県民でもめったに食べられないであろう、焼き立てがふるまわれていました。めちゃ嬉しい!おいしい!

 

この辺りは長崎シュガーロードなんですね。
※シュガーロードとは(長崎市HPより)
江戸時代、いわゆる「鎖国」政策がとられた中でも、長崎では出島を通じてオランダと、唐人屋敷を通じて中国と貿易を行っていました。
長崎にもたらされた大量の砂糖は船で大坂まで運ばれ、全国に流通しましたが、長崎から佐賀を通って小倉へと続く「長崎街道」は、九州藩の長崎警備や参勤交代、オランダ商館長の江戸参府など、様々な人やモノが往来する街道として栄えました。街道沿道は砂糖のほか、菓子作りの技法なども入手しやすかったため、長崎カステラを始め、全国的にも有名な名菓が生まれるのです。

 

普段はここは資料館として見学ができるようなんですが、ここもまたこんな感じでひな祭り一色でした。
華やかだね~。

 

初上陸の佐賀(8)佐賀城跡へ行ってみよう

最終日の3日目。ホテルの無料朝食をいただき、出発です。
今日は佐賀市内を徒歩またはバスでうろうろする予定。

 

まずは土曜も営業している佐賀郵便局で風景印をいただき、歩いて佐賀城跡の方向へ。

 

佐賀城本丸歴史館で佐賀の歴史をお勉強(うそ、全然分からない)

 

大広間(外御書院だそうです)では地元キッズが作った雛を展示中。そのせいもあってか、キッズを連れた家族連れがちょこちょこいました。
それとも、佐賀キッズは常日頃から佐賀の歴史になじむために来ているのだろうか。

 

そして、イマドキ顔ハメはデジタル~!

これすごいなと思ったのは、撮影時に脇を通る他人(通行人)もちゃんとそれっぽい格好になるの。AIすごっ。

 

正直佐賀の殿様(大名)は鍋島さんが聞いたことあるなーくらいしか知識無かったのだけど、地理的には長崎・出島やキリシタンの潜む五島なんかとかなり近いんですね。

 

この辺は初日のお寿司屋さんでも聞いたのだけど、唐津の島々にも教会が残っているそうです。

去年GWに行った五島・長崎で見たキリシタンの歴史とリンクする部分も多くて、なんかこう感慨深いものがありました。

 

輸出入で儲かった(言い方)んだね。

 

ひな祭りの時期だったので、こんな素敵な絵皿も展示。

 

各時代で一般に受ける顔が違うのが見て取れておもしろい。余談だけど、最近売られているお雛様の顔なんかも私の時代と全然違うもんね。

 

歴史館を出て、佐賀城として残っている数少ない建造物の鯱の門。

 

そして鍋島直正公の銅像。なんで貴族みたいな格好してるの?と思ったら、ちょうど幕末~明治期の藩主で、名君だったのですね。
明治期に入ってそのまま政治家になったことで武士の格好ではなく、おそらく華族の格好なのかなと。まあ、私の想像ですけど。

 

徴古館を眺めながら次の目的地へ。

 

初上陸の佐賀(7)地元スーパーはワンダーランド

 

佐賀市では佐賀駅前のルートインに滞在。

 

荷物を置いて駅前のスーパーへ。昨夜からご馳走が続いたので、今夜は適当に買って部屋でのんびりしたいなーと思っておりますので、何かあればいいなと。あとは佐賀産の何かいいものあったらお土産に買いたいし~。

 

駅前のコムボックスには「JAファーマーズ Aコープ 街かど畑」と「さが風土館季楽」が隣り合っていて、どちらもJA系ではあるんだけど、前者が普通のスーパーで後者は佐賀産に特化している感じです。
とはいえ、前者のAコープの方も道の駅みたいな感じで地元農家さんたちの商品もおいてたりします。
なので、ここから載せる写真もちょっとごちゃ混ぜです。

 

セールとはいえ、日清のミニと同価格の豚骨ラーメン。

 

九州の味噌醤油は甘いよね~。この2年くらいでようやく醬油は慣れたけど甘いみそはまだ慣れない。飲食店で出てくるとスン…て顔になってしまいます。

 

今回最後まで迷って行くのをやめた嬉野温泉嬉野温泉といえば湯豆腐ですよね~。温泉効果でほわほわのやわやわでおいしいと高校時代、化学の先生に聞いてからウン十年。憧れの食べ物でございます。

 



こんなものがあるんだね~。

 

赤と黄色のこのシール大好きだよ。

 

佐賀といえば海苔だけど、普通の味付け海苔もあるけれど「塩味」もかなりポピュラーな存在っぽい。ちょっと気になるけれど、普通の海苔が一番好きなんよ…

 

佐賀なので有田みかんも有名だけど、ほかにも柑橘があるのね~。(この日はすでに売り切れだった)

JA系ということもあって、農産物、畜産物、海産物が充実しているし、それ以外も大手スーパーみたいなPB商品よりかなりオリジナリティがあってすごく楽しいスーパーよ。

 

ということで、この日の夕飯はこうなりました。

 

オマケ。駅の土産売り場で見かけたフルーツの粕漬気になった。粕漬あまり得意じゃないのでやめたけど…1個くらい買ってみればよかったかなあ。