旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

初上陸の佐賀(9)佐賀錦(織物)と佐賀銘菓

市内には旧城下町らしい旧家や銀行などの古い建物が残っていて、見せてもらえるんですよね。
その中で佐賀錦を織っているところを見られる&体験できると聞いて、行ったのですが…ここでもまたひな祭りイベントでこの日は無いって言われてしまった!

 

私があまりにもしょんぼりしているので、慰められたので「佐賀錦見たかった。うぅぅぅう」と嗚咽を漏らしたところ、体験は出来ないけど織っているところを見ることはできますと。
そしてひな人形を見るのに、この日は有料(普段は無料)のはずだったんだけど、「錦」「錦」とうるさいからか?「佐賀錦だけだからどうぞ、奥行っていいですよ」と。

すみません・・・

 

ということで佐賀錦織をガン見。写真もOKとのことでガン撮。

 

織物ってどうやってもすごい手間がかかるものだけど、佐賀錦もまた細い絹糸1本1本使って柄を描いていくので、気の遠くなるような時間がかかるのね。
ということで、着物の反物ではなく帯などによく使われるそうです。

 

昨今ではこういう小物類にも使用しているそうです。

 

続いてきたのは旧古賀銀行(佐賀市歴史民俗館)。ここもひな祭り仕様になっていました。

そのおかげで佐賀の銘菓が揃っていて、お土産をいろいろ買えた!花より団子…こっちの方が楽し・・ごにょごにょ。

 

佐賀銘菓の丸ぼうろたまごボーロと全然違うよ。
佐賀県民でもめったに食べられないであろう、焼き立てがふるまわれていました。めちゃ嬉しい!おいしい!

 

この辺りは長崎シュガーロードなんですね。
※シュガーロードとは(長崎市HPより)
江戸時代、いわゆる「鎖国」政策がとられた中でも、長崎では出島を通じてオランダと、唐人屋敷を通じて中国と貿易を行っていました。
長崎にもたらされた大量の砂糖は船で大坂まで運ばれ、全国に流通しましたが、長崎から佐賀を通って小倉へと続く「長崎街道」は、九州藩の長崎警備や参勤交代、オランダ商館長の江戸参府など、様々な人やモノが往来する街道として栄えました。街道沿道は砂糖のほか、菓子作りの技法なども入手しやすかったため、長崎カステラを始め、全国的にも有名な名菓が生まれるのです。

 

普段はここは資料館として見学ができるようなんですが、ここもまたこんな感じでひな祭り一色でした。
華やかだね~。