旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

夏の青春18きっぷで行く・仙台旅(6) いたがきのケーキとしっちゃかめっちゃかな夕飯

さて、ここらで一度お茶でもしたいなーと思ったのだけど。狙ってたお店が混んでたこともあって。
それならテイクアウトで部屋でゆっくりしようと思って。仙台の千疋屋か百果園(と私は思ってる)いたがきでケーキを購入。
ここのケーキは昔よく友達と集まる時にお取り寄せしてたんだよね。

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この日はせっかくだから、取り寄せできないものと思ってカップに入ったババロア(だったと思う)を。

やっぱり、どのフルーツもおいしい~。

 

ちなみに、このランチョンマットは手芸部仲間のオノヨーコ(仮名)がくれたのだ。oni8は私のインスタのIDで、私をイメージした満腹ちゃんの刺繍(笑)

インスタで公開したら、めっちゃ人気だった。ケーキじゃなくてマットが。


食べ終わって、夕飯どうしようかなと思いながら再び出かける用意をしていると…
腕が虫刺されのように赤くまだらに腫れている。

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えー!日本のベッドでダニ!?!??!と思ってSNSで呟いたら、「それがモデルナアーム」って言われてびっくり。
接種後10日くらい経っていたので、思ってもみなかったけど、その後調べたらそれくらい経過してから出る人も結構いるんだね。知らなかった。
原因分かったら一安心よ。


ところで。見る目があるのかないのか分からないけど。
コロナからこっち、国内一人旅をしていて、人が多いところに当たらない。それなりに人気の観光地に言ってるつもりなんだけど、観光地にしろ飲食店にしろそんなに混んでない。(もちろん、時間をずらすなどの工夫はしている)


そんな中で、今回の仙台旅行は今まで一番人がいたように思う。観光地はそうでもないけど、街中は結構人が出ていた。
最近都内ですら滅多にうろつかないけど、平日の銀座より人がいた。そして、銀座と比較すると圧倒的に若い人多い。(なんとなく新宿と年齢層近い)
仙台までふらふらと遊びに来てる私がどうこういう問題ではないけど。


ということで、今宵もテイクアウトして部屋でのんびり。朝方買ったおはぎもあるし…
と思って買い揃えた夕飯がめちゃくちゃな組み合わせだったという(笑)

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まるっこいものは、「ひょうたん揚げ」といって、仙台でも有名な笹かま屋が出してる、アメリカンドッグの中身が蒲鉾になったもの。

 

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で、あとは栄養バランスを考えてミニトマト
旅先で栄養が整わないとトマトをよく買うんですよ、私。旅先では好き勝手にしていいというルールがあるんだけど、野菜が足りないとどうしても体調崩すんでね。海外旅行ではサプリ持参したり、青汁持参したりしたんだけど、国内ではミニトマトが手っ取り早いもんで。


しかし、この組み合わせは塩気が足りなかった!
おはぎは当然甘いし、ひょうたん揚げの周りはアメリカンドッグと同じだから生地が甘いのよ(言うなればホットケーキミックスみたいな甘さ)。
漬物買えばよかった…。


どれもおいしかったのだけど、塩舐めたいと思いながら夕食終了(笑)

夏の青春18きっぷで行く・仙台旅(5) 伊東豊雄さん建築のメディアテークスへ

で、来たのがメディアテーク

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これまた、311から間もない頃に「ぶらぶら美術館」というBSの番組で見て、気になっていたの。

wikiより
せんだいメディアテークは建築物として高い評価を受けている。伊東豊雄の代表作となっているこの建築は、6枚の床(プレート)と、揺れる海草のような形状の13本のチューブと呼ばれる鉄骨独立シャフトのみの単純な構造によって、地下2階、地上7階の空間のすべてが作られている。これは、柱によって建てられる旧来の日本家屋と建築思想が同じであるが、梁はない。このチューブは床を貫通し、設備系統、エレベーターや階段、屋上からの採光や通風設備として機能している。』

 

分かったような、分からないような説明だけれど。とにかく従来とは違うやり方で作ったそうだ。
なんかカッコいいなーと思って見ていたので覚えている。

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ちなみに、台中のオペラ座と名高い「台中国家歌劇院」も彼の作品だ。
あれも、なんかカッコいいし、ちょっと似てる気がする。中の感じが。


チューブっていう、文字通り筒状のもが柱だったりエレベーターだったりに活用されている。
私の撮影ではカッコ良さが伝わらないので、是非行ってみてほしい。

この日はあいにくの天気なので薄暗いけれど、晴れた日は前の並木の木漏れ日が入って美しいのではないかと思う。

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そして、この1Fにミュージアムショップのようなセレクトショップがあって、ちょっと気の利いた仙台・東北の雑貨なんかも置いてあった。(撮影不可)
私の好きな手ぬぐいや、福島の赤べこ、東北各県のこけし、こぎんや刺し子もあったけれど、ここで宮城以外のものを買うのもな…とぐっと我慢。この前の福島旅行で赤べこ買えなかったから、欲しかったんだけどね。(どっちみち好みの子はいなかったのが救い)

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そして、かわゆいガチャがあったので挑戦したなりよー!
何が当たったのか、すぐ見たかったけど楽しみはとっておこうと部屋で開封することに。へっへっへ。


このメディアテーク内には図書館もあって、こんな便利な場所にある図書館いいよなと思ったり。(東京中央区の図書館も便利ですけどね)


そして、最上階では面白そうな企画がやっていた!!

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行政で保有する昔の資料写真らしいのだけど、どこで撮られたものがもう分からなくなってしまったものを掲示して、みんなで予測コメントを付けるというもの。
みなさんの(多分主に年配者)の記憶と思い出と推察力が発揮されていて、仙台に縁もゆかりもない私でも読んでて楽しかった。

めちゃくちゃコメントついてる写真もあれば、しょぼーんな写真もある。

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「奥に写ってるのは、今は無き昔の実家です!」とか「このお店で●●買った思い出があります」とか。


でも、皆の思い出がそこに詰まってるんだなと思うと一人ムネアツの外部人。

午前中に行った瑞鳳殿もそうだけど、仙台は地元民に愛されてるんだなぁと。私の友達は首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)で生まれ育った人が多いけれど、多分ほとんどの人が地元愛がない。
故郷のなつかしさみたいなものも少ないと思う。


なので、こういう企画がちょっと羨ましい。

 

夏の青春18きっぷで行く・仙台旅(4) ランチは贅沢にウニ丼どーん

ランチは、インスタの仙台在住者さんが行っていて気になっていたウニのお店へ。
ウニは夏が旬ですからね!(熊本・天草辺りでは夏以外もウニがあるらしいけど)

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元々、ヨーロッパの一人旅の時もそうなんだけど。下戸・女一人で夕飯というのは、ちょっとハードルが高い。ので、時間をずらすようにしていた。
で、コロナ禍での国内旅行は夕飯に限らずそのようにしたいたのだけど。この日は12:30頃のランチということで、混んでたら出直そうかなあ…と思いつつお店に入ったのだけど、とても空いていた。(後でフォロワーさんに伺ったら、平日は混んでるらしいので、やっぱりお盆のせいだったらしい)

 

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うに丼を食べる気満々だったのだけど、フォロワーさん曰くカキフライもおいしいとのこと。
うーん…丼を小にして、カキフライ単品追加にするか?と迷っていたら、お店の方曰く「丼の大中小はウニの量の違いです。並盛うに丼でごはん少な目に出来ますよ」とのこと。
おぉ、ではそれにしてカキフライは単品にしようではありませんか。

 

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ということで、ほどなくしてうに丼来た!きゃっほー!
あの、下駄にのったウニじゃなくて、生ですよ~。おいし~。
生なので断然甘くて濃厚でおいしい。幸せ。

 

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堪能してたら、揚げたてカキフライも来た。
これ、牡蠣もおいしいんだけど、添えられた手作りタルタルソースがまたおいしいの。子供の頃、母が作ってくれたタルタルソースを思い出す。ピクルスとゆで卵を細かく刻んだものが入ってる。
普段はソースとタルタルのダブル使いが好きな小デブの私も、タルタルがちゃんとおいしいので、それだけで味わうよ。

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あー、大満足!

 

ここからしばし歩きでブラブラ。

 

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杜の都仙台という時に必ず出てくる像にご挨拶。ブラタモリ信者の私としては、タモさんが「これ絶対人間がとれないポーズだよな」と。
誰かと一緒なら、このポーズにチャレンジした写真を撮ってもらっていた事でしょう。

 

この辺は、冬になるとイルミネーション点灯することでも有名ね。
私が前回仙台に来たのは、大学時代にゼミの皆と弁論大会?みたいなのに参加するために冬に来たのだけど。
お金もなかったから、瑞鳳殿も行けなかったけど、イルミネーションはタダだからね。みんなで見に来たよ。懐かしいな。

妄想旅手配<台湾編>

以前のような台湾旅がいつ再開できるのか全く予想が付かないが。
私、海外旅行への取り組み方、すっかり忘れてるんじゃない?大丈夫かな。飛行機乗ったら、靴脱いだりとかしないいかしら…と心配になって、ちょっと妄想旅手配をしてみることにした。
終わった後に虚しくなるかもしれないけど、日々のイメトレは大切だし、予習復習が大切って学校で習ったからね。


さて。どっか行きたいなーと思うことしばし。
よく行く台湾と初めて行くヨーロッパのどっかの国では、手配方法も準備も全く異なる。

今回は手始めに慣れ親しんだ台湾から行ってみようではないか。

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台湾一人旅でツアーを利用する事はまずないので、最初は航空券(以下Air)手配。
スカイスキャナーで航空券を探す。ここで、行きたい日程のAirの底値を確認。安いところは時間帯や手配会社でかなりの妥協を必要とするので、どこまで受け入れられるか検討。

台湾の場合は、台北or高雄発両方を調べる。もしくはinとoutが違う(オープンジョー)場合も探す。


次にそこで出た航空会社のHPでも航空券をチェック。少しの価格差なら公式HPで絶対絶対絶対に予約。「少し」とは、全体価格の1割程度の差なら公式HPにする。私の場合。
2割以上になったら、また考えるけど。基本的に差は1割程度の場合が多かったと思う。


季節にもよるけど、これで2日くらい寝かして考える。
そうしてる間にも多少の航空券変動があって、嬉しい場合も悔しい場合もある。


エイヤーで航空券をポチる。

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次にホテル探し。
夜遅い到着便なら、空港から交通の便のいい所を選ぶ。桃園便なら台北駅付近。もしくは空港バスの沿線。松山便なら文湖線(茶色のMRT)、高雄なら紅線沿線。

私の世界中の旅の基準は1泊7500円が基本。台北ならもっと高くなるし、高雄ならもっと安い。
1泊7500円は、日本国内の大都市で土日にビジネスホテルに泊まる時のラインだ。広さ・設備・利便性を日本のビジホ基準にしている。
いずれもコロナ前の金銭感覚なので、ここはコロナ後にアップデートが必要だろう。

価格基準はそれとして、あとは交通の便。台北・高雄ならある程度バスも発達していて使いやすいので、まあどこでもわりといいけど。
Expediaがブッキングコムなどで口コミ参照。ここでは日本人の口コミ見る。「清潔」基準が日本人のが一番信用できる。
…あと、何に注意してたっけ。えーと、他の国の場合は大陸客が少なそうなところを選ぶんだけど。
できれば、バスタブ付きを選ぶ。


この辺までしたら、しばし放置しつつ、今回は日帰りトリップする?どうする?をぼんやりと日々考える。
やっぱり、最初台中で2泊して、最後の1泊は台北(or高雄)にしようとか考えて、ホテルの取り直し。

1ヵ月~2週間前くらいになったら、台湾新幹線の公式HPで予約する。

こんな感じ?

ホテル選びの基準とか、ちょっと忘れてそうだなぁ。
そして、航空券やホテルの価格帯についてはコロナ後にある程度の値上げは覚悟した方がいいと思うので、この辺も自分の中でアプデしないといけないね。

海外旅行再開後、一番最初は色んな意味で台湾がいいよなーと思ってる。地方も行きたいけれど、数年ぶりの台湾なので、やっぱり台北をブラブラしていろんなカンを取り戻すことになるかな。
いっそ1週間くらい行って、台北3泊・高雄3泊くらいにしとく?で、高雄から台南日帰りとか。

夏の青春18きっぷで行く・仙台旅(3) 瑞鳳殿へ行ってみた

翌朝。
私にしては珍しく朝ごはんを付けたので、ホテルで朝食。

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旅行と言えば海外が多かった私。日中ぐるぐる出かけて、夜にSNSに載せてたんだけど。時差があったから、いつも翌朝、ごはん食べながらSNSのコメントを見るのがルーティンだったんだよな、とちょっとしんみり。
「時差」って懐かしいね。


さて。この日は市内を走る観光バス(循環)・るーぷる仙台に乗って回ることにした。1日乗車券が630円で、ホテルのフロントでも買えるとのことでゲット。
ただ、このバス時計回りでしか動いてないし、そんなに本数が多いわけではないのであんまり便利じゃないなと思った。
地下鉄や市営バスと組合わせたチケットもあったので、行く場所によってはそちらが便利かもしれない。

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この日は天気も悪く、あんまり張り切って周れそうもなかったのでまあ、これでいいかなーと。
(というか今年のお盆は、東北のこの霧雨はまだマシな方で、九州なんかは大変でしたよね…)

 

まずは仙台駅から瑞鳳殿へ。
お盆だからか?仙台駅の乗り場には案内の方がいて、私が瑞鳳殿へ行くというと「階段大変だからがんばってね~」と…汗
マジか!

 

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バス停到着。こ、これか!!!
と一瞬ひるむも、緩い角度だったし、超・運動不足の私でも余裕でしたよ。


初めて来た瑞鳳殿。テレビで見て、日光東照宮みたいに豪華だなあ。さすが伊達男だなぁ、今度仙台行くときは見てみようと思っていたのだけど。
下調べもしてないので、それ以上の知識がないまま来て、現場で知ったのだが!

この瑞鳳殿、伊達家の菩提寺ではなく霊廟。さらに、別に伊達家が作ったわけじゃなかった!!!

 

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っていうと、ちょっと語弊があるけど。元々の建物は戦争の空襲で焼けてしまったんだと。

私がすごいと思っていた建物と装飾は、戦後再建されたものだったんだって。
なんだよ、再建かよ…とちょっと思っちゃったけど(失礼)、でもこれ行政が観光誘致にとかではなく、伊達家と地元民とかが協力して再建することにしたと書いてあって、ちょっと見直した。(いちいち失礼)

 

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伊達家配下で無くなって、当然その時代を知る人もいないのに、それでも再建したいと思う地元民がいるって、どれだけ愛されてるんだよ!と思って。
山梨の人にとっての武田信玄、石川にとっての前田家みたいなもんか?(どっちも知らんけど)

 

しかし、私のへっぽこ写真ですら雨粒写っちゃうくらいの雨なので。細工が素晴らしいとか写真撮るどころではなかったわ。

 

そして、あちこちで灯篭が倒れてたり、崩れてたりした。

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これ、今年(2021年)春の地震のせいなんだって。この地震だって、2011年の震災の余震なんでしょ…今年の春の地震で亡くなった方はいなかったと思うけど、それでもこんな重い石が倒れてしまうほどの地震だったのか。

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↑これも右側には灯篭があるのに、左側に無いのは倒れてしまってるから。


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そして、こちらは2代目と3代目の藩主が祀られてるところ。3代目は19歳で藩主になったのに、わずか2年で幕府から隠居を命じられたとか。何をやらかしたんだ!(調べる気はない)

 

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思ったよりは人はいたけど、雨ということもあって人はまばら。

1人だと恐いわね。クマと出会ったら背中を見せずに離れろ…こんな道じゃ、滑って転んで、大声出しちゃいそうYO!

 

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そして雨でぬれた石畳の急こう配。よかった、雨用のスニーカー履いてきて。一応靴底が滑りづらくなってるのでね。

でも慎重に降りなくては…

 

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帰りがけにこんなものが。

西南戦争で捕まった鹿児島の人達が全国の牢屋に入れられて、ここ宮城にも300人余りが来たと。

彼らは、宮城県内の開発に尽力し、開墾作業や築港工事を行ったそうだ。

 

こういうの読むと、勝手にドラマ想像して胸が熱くなる…

鹿児島とは全く違う北国の風土で、そこの発展に尽くして死んでいったんだよ。新政府で長州藩の人達がどんどん偉くなってるのを見ながらさぁ…うぅぅうう。

 

私、鹿児島行ったことないけどな。