旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

東銀座平日おススメランチ

銀座界隈で地べたを這うようにして働いた底辺会社員の私が思うに、銀座の目抜き通りともいえる中央通りを超えて、築地の新大橋通までの間は銀座にしては物価が安い。
注:あくまでも銀座にしては、です。

 

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中央通りを超え、和光から数寄屋橋辺りは高い。かつて日本一の地価を誇ったエリアだもんね。
JRの線路を超えて、日比谷エリアまで行くとまた少し様子は変わるのだけれど。

逆に中央通りから築地に向かって通りを1本ずつ超えるごとに物価が下がる。気がする。

しかし築地まで行くと、価格は二極化する。
外国人をはじめとする観光客向けと、近隣で働く人々向けの店と。
(市場移転とコロナで少し変わりましたけどね)

ということで、平日目線でしかないけれど、この界隈で働く底辺会社員のおススメランチです。


和食、洋食、イタリアン、ラーメンなんかでジャンルを分けて紹介したい。

 

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価格は1000円が基準。
かつては税込1000円で食べられたけど、消費税10%になってからはさすがに外税で1100円のところも増えたので、平均予算は1100円。
コロナ禍で、他に外食しないこともあって今はたまにオーバーしている。いいじゃないの、人間だもの。

ということで、次回からご紹介します。
今回紹介出来ないのは、写真漁らないといけないから…

孤独のトラベル・福岡へ(2) 門司レトロ観光編

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こちらは門司港駅構内にあるスタバ。カッコいい!

 

到着後、まずは昼食です。小倉発11:19の電車に乗りたかったのは、ランチのせいもあった。
12時前にはお店に入って、混雑タイムを少しでも避けておきたかったの。今の時期の「ずらし旅」は鉄則よね。

私、寿司が大好きなんだけど。地方に行くと、その地の回転寿司に行くことにしてますのよ。
ちゃんとしたカウンターの寿司屋ももちろん大好きだけど、予約しないとダメなことも多くて、旅の融通が利かなくなっちゃうのでね。
(北九州はその土地柄か、名店が多いのて行きたかったんだけどねぇ)

 

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そんな中、北九州を中心にチェーン展開してる回転寿司の海人へ。チェーンの中でもこの門司港店が一番いいらしい。
ちなみに1Fが回転寿司で、2Fは普通のテーブル席の寿司屋のよう。

 

噂にたがわずどれも美味しかった!
いただいたのは、ゴマサバ、下関産アラ、島根産イワシ、下関産炙りカマス、活アジ、下関産炙り黒ムツ、ふぐ白子。

何度も九州地方には来てるんだけど、今回初めて九州特有の甘い醤油と刺身の相性の良さに目覚めたわ!今までは普通の醤油を別途もらってたんだ…(こちらでは甘い醤油こそ『普通』なんだろうけど)

これでlineのクーポン使って(その場で登録できる)2000円!お得!


さてさて、ここから歩いて門司レトロをめぐるよ。

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と、ちょうどタイミングよく観光列車のトロッコが通過。かつの貨物線を使って走らせてるんだって。

 

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続いてこちらは、バナナマン(芸人とは関係ないらしい)…ゆるキャラじゃなく、地元のヒーローってことで実在してるらしい。
[門司 バナナマン]で調べるとモデルが出てくるヨ(笑)

 

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あちらに見えるのは有名デザイナーが手掛けたというプレミアホテル門司港。なんか、「門司港の鮫」がモチーフらしい…
ちょっと凡人の私には分からない。それとも角度によってはそう感じるのかな。

その隣、分かりづらいけどブルーウイングという跳ね橋が見えます。船が出向する時はあの橋があがるんだって。

 

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こちらは北九州市大連友好記念館。これは古い建物というわけではなく、現在の北九州と大連が友好都市を提携して、その15周年記念で造られたもの。
かつてロシア帝国が1902年に大連に建築した東清鉄道汽船会社の複製らしいんだけど…なんでロシア帝国の会社なん???と思ったら。
確かに大連に最初に作ったのはロシアなんだけど、それどほぼ同時進行で日露戦争が開戦、日本軍勝利で結局この建物は日本が使ってたんだって。はぁ、なるほどね。

 

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続いて、記念館の前にある旧門司税関へ。
これはレプリカではなく本物だよ!

中には小さいカフェもあるし、トイレも借りられますよ。
税関としての展示も少しだけあった。

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去年の旧新潟税関に続いて、明治の足跡たどってるわぁ。

そういえば、去年函館にも行ったのに旧庁舎無かったなと思ったら、以下の通りでした。
(開国時に開港したのが函館、横浜、新潟、長崎、神戸の5港)

 

旧函館税関庁舎(箱館運上所跡地)  
 函館基地隊本部の所在地は、かつて、箱館運上所があったところです1859(安政6)年、欧米5か国との通商条約
に基づき箱館は横浜、長崎とともに開港され国際貿易港となり、税関の前身である運上所が輸出入貨物の監督、関税徴収
を目的として設置されました。1869(明治2)年に箱館が函館に改称、1872(明治5)年に運上所の呼称が税関
に統一されることとなり、1873(明治6)年2月に函館税関と改称され、1911(明治44)年に木造ルネサンス
様式の洋風建築の庁舎が新築されました。 函館税関は、第二次世界大戦により1943(昭和18)年に廃止されま
したが、1946(昭和21)年の税関再開により再設置され、1968(昭和43年)海岸町中央埠頭に完成した港湾
合同庁舎に移転しました。同年6月、函館基地隊本部が弁天町から移転、1972(昭和47)年に旧税関庁舎は取り壊
され、現在の庁舎に建て替えられました。基地の敷地には当時の石畳が残されています。
防衛省HPより


そうこうしてるうちに、税関の窓からちらっとアレ見えたのでダッシュ

 

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タイミングよく、跳ね橋が上がりました!
どうせだからと橋が閉じるところもタイムラプスで撮影して、楽しんだけど。

この辺はやっぱり海沿いだけあって、めっちゃ風強い。気温は高いはずなのに、風が吹くと体感としては寒く感じるわ。

 

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跳ね橋見た後は、バナナのたたき売りの実演をチラ見。
見てる人も少ないから、なんかおじさんが可哀そうになっちゃって、ずっとは見てられなかった…

覚悟してたより全然門司は人少なかったんだよね。ホッとした。

 

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一番人がいたのが、広場で開催していた手作りマーケット。私の仲間みたいな人がいっぱいいた(笑)
でも、入口と出口で検温と消毒をちゃんとしてましたよ。

孤独のトラベル・福岡へ(1) 出発編

今まで何年もの間、4トラで旅行記書いてたのですが、どうしてもあのフォーマットが書きづらくて。5年使ったけど慣れなかった~。

写真と文章が都度別枠になってることで、全体の流れがぶつ切りになるのが一番嫌だったんだけど。
基本的にある程度まとまった(例えば1日分とか)記事にすることが大前提なんだけど、それも嫌だった。一気に書けないから、何日かに分けて書くとテンションも文章も変わっちゃうんだよね。


他にもさー、あの「いいね」機…文句ばっかりやな(笑)

 

ということで、ブログで旅行記載せてみる。

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5か月ぶりの飛行機旅。おら、ワクワクすっぞ。
ショックなことに、地元から羽田までの直通バスは3月いっぱい運休だった…(´・ω・`)
早く、元気になっておくれ。

 

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仕方ないので途中まで電車で行くことにして、夜明けとともに出発。
途中駅からバスに乗って、朝ごはんのおにぎりをもしゃもしゃ。

 

羽田第1ターミナルへ。末端ゴールドの無料ラウンジで飲み物をいただきます。

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ラウンジ内は、5か月前の時より人が多いなあ。肌感覚としては3倍くらいの人出。時間帯や曜日によっても違うのでしょうが。

8:05発の飛行機で飛びます。

 

機内では持ってきたおやつ食べながら、読書。

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この本の感想はまた今度。


定刻通りに北九州空港へ到着。地方の空港大好き。こういう地元の特色あるものを展示しているし、こぢんまりして動きやすい。

 

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羽田や新千歳は大きいから飲食や買い物にはいいけど、焦ってる時とか本当に広すぎる(よく焦っている・(笑))

 

空港からバスで30分くらいだろうか。小倉駅到着し、ホテルへ荷物を預けて小倉駅から電車へ。この辺は時刻表と地図で念入りに妄想しておいた。
9:50空港到着、10:10空港発のバスに乗り、10:50小倉駅バスターミナル着予定、11:19の小倉発に乗る。
11:19発に乗れないと、次の電車が30分来ないというし、この日はだんだん天気が崩れるという予報だったので、天気がいいうちに出来るだけ活動しておきたかったの。

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妄想と早歩きのおかげで、無事11:19の電車で門司港へ到着。
門司港駅は2019年に復元工事を終えて、往年の雰囲気を取り戻したそうです。

おかげさまで天気もいいぞいヽ(^o^)丿

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駅もレトロなら、駅前の建物もレトロ青空に映える~~~。嬉しい~~~。

 

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こちらは旧門司三井倶楽部で大正時代に、三井物産の社交倶楽部として建てられたんだって。さすが元財閥!よっ、金持ち!(かけ声がゲス)

 

ということで、早速街歩き開始です。

 

アイラブYKK

ファスナーと言えばYKKYKKと言えばファスナー。

この記事を読んで欲しい。

www.nttcom.co.jp

 

YKKは国内市場をほぼ独占、世界の半数近くを誇るファスナー業界の巨匠だ。


しかし!私はここで言いたい。
世界でもっとシェアとってくれ!世界中のファスナーがすべてYKKであれ!とすら思う。

いや、市場の正常化、成熟性としては多種多様な企業が入ってるにこしたことはない。そんな事は分かっている。
だがしかし。海外で買った商品のファスナーでにっちもさっちもいかない経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

韓国で買ったバッグも革ジャンも見た目は本当素敵だけど、ファスナーがゴミくず以下だった。

以前革加工の教室に通っているときに、先生から「とっておきのフランスのビンテージファスナー」をもらったが、これも外見は最高だったが、まあ動きが悪いたらありゃしない。学生時代のドッジボールに参加した私のようだった。(わかりづらい例え)

 

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本当、YKKは最高であるよ。
日本人はYKKが身近にあることをもっと感謝した方がいいと思う。
回し者じゃないよ。縁もゆかりもないよ。

ただね、YKKさん。もう少しオシャレなのも開発してくれていいんですよ。
そこはフランスのビンテージファスナーでも見て研究してほしい…(何様)

 

【読書メモ】もぎりよ今夜も有難う

友達のブログで片桐はいりさんのエッセイが紹介されていて、それを読みたかったのだが。
図書館ではあいにく貸し出し中で無かったので、代わりにこちらを借りた。

 

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かつてほんの一時期、単館映画にハマっていた時期はあったが、基本的には映画もドラマもほとんど見ないので有名な「かもめ食堂」も観たことがない。
興味ないわけじゃないけどレンタルショップももう無いし、動画のサブスク系も一切やってないので、この先も観ない気がする。

 

ということで、彼女の存在はもちろん存じ上げているけれど作品も人となりも未知だったのだが。かつてシネスイッチ銀座でもぎりをされてたんですね。
当時は銀座文化という名だったそうだけれど。
キネマ旬報で毎月連載されたいたそうで、軽い文調の中にも映画館と映画への造詣があふれている。造詣というか愛だな、愛。(古いCMか)

 

各エッセイの題名も有名映画をもじっており、そもそも題名もそうだ。
映画に詳しい方が読んだら、もっとくすっとしてしまうんだろうなと思った。
とはいえ、映画無知マンの私が読んでもおもしろかったので、映画や映画館に興味が無くても読めますよ!

 

彼女の根っこを支えるのは映画であり、映画館なんだなというのがよく分かる。
いいところも悪いところも、邦画も洋画もアジア系もなんもかんも含めて愛してるんだなあと。

それで言ったら、私は間違いなく旅だなと思った。

どんなトラブルが起きてもトラベルが嫌いになれないの(笑)

 

 

もぎりよ今夜も有難う (幻冬舎文庫)

もぎりよ今夜も有難う (幻冬舎文庫)