旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

消毒液

店や施設の入り口には消毒液が備えられているのが当たり前になった。
でも時々、アルコールとは別の臭さが手に残るものに当たりません?体育倉庫に置いてあったマットみたいな匂い。

そういう時は手を洗って、自前のアルコールをかければ消えるんだけど。
あれって、自作の消毒液かなんかなのかな…とか思ってる。

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私が定期的に通う某大学病院、先月行ったらすごい大きな消毒タンクになっていた(笑)
こんなの初めて見た。半年前に来た時はここまで大きくなかったけど、出入りする人数を考えれば、大型商業施設もこれでいいんじゃないのって思ったけど。


私は普段は無印のチビボトルを愛用。

 

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アルコール消毒マニアと謳う(?)友人は市販の消毒液のボトルを使い切った後、自作の消毒液を入れている。

1年前、マスクもアルコール消毒液も使い捨て手袋も消えた時に高濃度ウォッカで自作を始めたそうだ。ウクライナウォッカが一番いいって言ってたけど(笑)
その時に、次いつ普通の消毒液が手に入るか分からないからと大容量のウォッカを買ったそうで、今も使い続けてるらしい。飲めばって言ったんだけど。
アルコールの匂いが強いので、アロマオイルを少々入れてるそう。

(飲料用のアルコールで消毒液を作ることには賛否両論あるので自己責任ですよ)

 

いずれにしても、こんな風にアルコールを持ち歩くことが常識になる日が来るとは思わなかった。
以前は海外旅行で持って行く人もいたけど、私はウェットティッシュだけだったしな。

 

時間制限より人数制限

緊急事態宣言解除して、首都圏の飲食店の営業時間が1時間伸びましたが。
3/24の東京の感染者数は400人超。
じわりじわりと感染者が増えているね。

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わが社は相変わらず週に2~3回の在宅勤務で、この時期でも宴会もない。
(そもそもわが社の新年度は4月ではないので、異動もないのだが)
通勤電車の混み具合は、先月と変わらないように思う。
私個人の意見としては、混んでいたとしても通勤電車はそれほど恐いとは感じない。話してる人はほぼ皆無だし、マスク使用率も90%を超えているように思う。(残りの10%は鼻マスクとかね)

 

それよりも、飲食店で複数人で食べて喋ってる人が多いところが恐い。
マスクして話してる人ももちろんいるけど、食事中は会話ゼロなんて熟年夫婦じゃあるまいし、ありえないだろう。
私だって、この前数か月ぶりに同僚とランチした時は喋ったもの。

 

宣言開けの月曜に、アホメディアが新橋でインタビューしていて「宣言解除したので、これから8人で飲み会です」って言ってた人がいてね。
そりゃ、また感染広がるよなと思った次第。


だからこそ、飲食店は一人客をもっと優遇したらいいと思うのだけど!
時間制限より人数制限ですよ。
お一人様じゃ単価が低いというかもしれないが、滞在時間は短いので回転率を上げればいいのではないかしらね。そういう工夫をしたらどうなのかしらね。

飲食店だけじゃない、旅行業界も同様だと思うのだけど。いかがでしょうか。

 

【読書メモ】台湾少女、洋裁に出会う

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読書好きだったのに、スマホになってからめっきり読まなくなってしまった。

最近、会社近くの図書館にちょこちょこ行くようになって、主に手芸の本が多かったのだけど。
たまたま、通路の通りがかりに見つけた本が面白そうだったので借りて、読んだらハマってしまった。

Amazonより
日本統治時代、1930年代の台湾に「洋裁」に夢を託した少女がいた。因習的な社会のなかで育った少女はやがて、日本人が経営する洋装店で見習いとなり、東京に留学を果たす。帰国後は時代の波に翻弄されながらも洋裁学校を開校、台湾女性の社会進出をあと押ししていく。母が息子に語ったオーラルヒストリーから、台湾の近代が浮かび上がる。


台南を舞台に、著者の母親の半生を紐解いていきながら、台湾女性の生き方の変容が描かれている。
2013年に統治時代の目抜き通りのシンボルだったハヤシ百貨店がリノベーションでショッピングモールとしてオープン。私が初めて台南に行ったのは2009年夏のことで、それから何度となく行っている。

 

その統治時代から、戦後の復興期~21世紀までの台湾女性史とも言える著書。
私の祖母くらいの年代の女性が、洋裁を通して生きていく人生そのものを描いている。

息子である著者はその母に特別に感情移入することもなく、台南の生き生きとした街並みと生き生きと生きる母親を粛々と描いている(と思う)

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昭和初期、洋裁は女性が生計を立てられる数少ない手段であったこと
統治時代の日本と台湾の関係
戦後の生活の立て直しから、再び大好きな洋裁を仕事にできたこと
台湾の経済成長と共に洋裁が一気に普及したこと
そして、既製品の普及により洋裁が衰退すること

 

どれもこれも、台湾だけのこととは思えない内容だった。


台湾の日本礼賛も痛罵もどっちもあるんじゃないかと思うけど、これはわりと中立の立場で絵が描かれてるように思う。
中立い書いてるように見える著者だけど、この本外に魚釣島尖閣諸島)についても書いており、それも翻訳されているようなので、ちょっと読んでみたいなと思ったわ。


多少の時代のズレがあるにせよ、日本の女性も同じように発展してきたんじゃないかなと思う。


読んだら、台南の細い路地を歩きたくなりますよ(笑)

 

 

台湾少女、洋裁に出会う――母とミシンの60年

台湾少女、洋裁に出会う――母とミシンの60年

  • 作者:鄭 鴻生
  • 発売日: 2016/10/11
  • メディア: 単行本
 

 

2021年2月麺記録 / たまには汁なし麺

1月にも行った濃厚海老そばの店で、今回は汁なし麺の「混ぜそば」を注文。
具がかなり盛りだくさんで嬉しい。

 

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汁は無くても、こちらもかなり濃厚。でも、やっぱりちょっとでいいから汁欲しいな…ほらよくチャーハンに、小さいスープ付いてくるじゃない。街の中華屋では。
あれ嬉しいよね。今どきのラーメン屋では絶対してくれないよなー。

 

途中で卓上にある辛いオイル(と言っても、そこまで激辛じゃないのでご安心を)を入れると良い。
味変できまっせ。
 

マグロ卸のマグロ丼とラーメンの店
中央区銀座4-13-3

今だけ敷居が低いお店

もっと早くアップしてればよかったのだけど。インスタにはアップしてましたよ(言い訳?)
ま、このブログ見てる人ほとんどおらんけどね!

 

緊急事態宣言下で、普段夜しかやっていない寿司屋がランチも開けるようになっていましたので訪問。
夜だと2万位するらしいっす。お酒も入るでしょうしね。

 

で、今はランチが1650円からいただけますのよ。まずはその一番お安いランチから。

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真鯛スミイカ、金目鯛、昆布締め甘エビ、軽く炙ったホタテ、しめ鯖、桜鱒、ヅケ、巻物(一部写真忘れ)
カウンターに座って、1カンずつちゃんと出してくださいます。

 

回転寿司やパックのお寿司でも、おいしいところはちゃんとおいしいけれど、職人がちゃんと握ったお寿司のおいしさは格別。
久しぶりの味、接客に冗談じゃなく涙がにじんだ。
夜の外食を控え、ランチも個食で黙食の日々。この美味しさを誰とも分かち合えないのが寂しいけれど。


おいしかったので、後日同僚を拉致ってもう1ランク上のセットを。
3800円くらいだった気がする。会社の1時間休憩じゃもったいないけど、同僚とご飯食べるのだって数か月ぶりっすよ。

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鯛、スミイカ、金目鯛、桜鱒、しめ鯖、ヅケ、車海老、いくら、ウニ、穴子、大トロ、巻物、玉子

どちらのお寿司にしても、江戸前の丁寧な仕事がされていて、お値段以上の価値があるお寿司。

 

店主と少しお話ししたところ、今後もランチを継続するか迷われてるそう。
宣言解除後もすぐに営業時間が延びるとは思えず、まずは9時までなんじゃないかと予想していると、この時(2/25時点)仰っていた。
だとしたら、もう少しこの嬉しいランチが続くかもしれない。

 

鮨なかむら
東京都中央区築地1-4-8