旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

あなたは繊細か?

 

『私繊細ですぐ気にしちゃうんですよね』って言う人、あなたの周りにもいませんか。

 

自分で自分のことを繊細って言う人って、自分のことだけに繊細で他人を傷つけることには鈍感なことが多いよなと。
いやいや、もっと人を傷つけないように気を付けて~!

自分が傷つきたくないばかりに予防線を張ろうとして、周りに向かって盾も矛もいっぺんに振り回してる人とかいるもんね。

 

「私人見知りなんで」「私コミュ障なんで」って言う人もそうだけど、自分でそういうこという人って、相手に何を求めてるんでしょうね。

こちらに気遣いを求めているのか?

繊細、人見知り、コミュ障、によって失礼な事するかもしれませんという予防線?

10代ならいざ知らず、30歳過ぎてたら、そこそこ人生経験積んでいるんだからいずれにせよそろそろ自分で処理してくれよって話しじゃない。

人に求める前に自分で何とかしろ。

 

という事を、人に言いつつも自分にも言う。

 

2022GW・道東旅(4) 車石見学と花咲ガニ

 

ランチを終えて向かうのは車石。
根室観光への計画を立ててる時に観光案内のHPで見かけて、こりゃブラタモリ信者としては見てみたい!と思ったのです。
ブラタモリではまだ行ってませんけど。

ただ、これまた車無し旅人には行きづらい場所でね。1日数本しかないバス降りたら20分くらい歩くらしい。それでも行こうと思ってたら、例の金カムでそのシーンが出てきたんですよね~。こりゃ、もう絶対行こう!

と思っていたら、先ほどの納沙布岬行のバスでお世話になったお兄さんが、今度のバスもまた運転してる~。

 

私が車石に行くと言ったら、「車石入口」バス停より「花咲港」バス停の方が便利だよって教えてくれた。坂道はきついけど、そっちの方が絶対ずっと早いと。
道がちょっと分かりづらいからと詳しく教えてくれて、帰りのバスも自分が担当だから(ほらバスの本数少ないからね)もしお姉さんいなかったらちょっとここで待ってるよとまで言ってくれた。「坂がきつい」と言われてビビってたら、行きの所要時間で帰りも計算すればいいよと。
や、優しいええ子や。おばちゃん泣いてまう。

 

(花咲港バス停前の階段登ると神社)

とはいえ、マッハで歩いたし、覚悟してたよりは坂道もきつくなかったので時間にゆとりありました。(12:24バス停着、14:07バス停発なので約1.5時間)

 

しかし、バス停からの往復で歩いてる人は全くおらず。車石自体には多少人がいたけど、万が一私に何か起きたら発見は遅れるな…と思いながら歩いたわ(笑)
風がめちゃくちゃ強くて、体重はあるけど筋力と体幹が無いので飛ばされそうになるのですよ。ふふふ。

踏ん張りながら車石に到着。

こちらは放射状節理といって、字のごとく石が放射状に割れ目が入ってるんですよね。
人がいないから寂しいって?
ほら、人が入るとこうだよ!名シーンだよ!

ブラタモリなんかでは柱状節理はよく出てくるし、実際あちこちにあるけど、これだけ美しい放射状になってるものは世界的にも珍しいらしい。

 

ここで、土方さんが…みたいな気持ちで離れがたい
用一郎の散り際、土方さんに自分だけが楽に死ねないと言ったのは、人としての筋を感じたよね。と一人感慨にふける。

 

ちなみに、この車石から見えるユルリ島。エトピリカの繁殖地だそう。野田先生(金カム作者)は本当に色々取材?勉強?研究?されてるんだなと思った。


バス停まで戻ってくると、まだ時間に少しゆとりがあったので花咲港へぷらぷら(バス停から歩いてすぐです)

バス停や港の看板など、あちこちにロシア語があった。港だからというわけではなく、さきほどの納沙布岬行の時も見かけたのだけど、どうやら船員が(少し前まで)来てたらしい。中国語や英語の表示は無いのに、ロシア語があることの意味をもう少し知った方がいいよねと思ったり。

無事、運転手のお兄さんと再会し、駅ちょっと手前のバス停で降ろしてもらう。列車までまだ時間があるので、スーパー覗こうかなと思って。
お兄さん、スーパーから駅への近道を教えてくれた。最後の最後まで優しい。
彼のおかげで根室の印象がめちゃくちゃよくなったし、海外だったら日本のお菓子でも配りたいところなんだけど。私にできるのは根室へのふるさと納税しかない!と思っています。絶対今年やりますよ。

さて、スーパーで色々見たりして、帰路へ。
帰りの列車、混んでた~~~!座れない人も結構いたよ。さすがGWだな。って、みなさんどこ行ってたんだろう???謎。

無事にホテルへ戻って、夕飯はスーパーで買った花咲ガニ!蟹久しぶりだわぁ。(って花咲ガニは蟹ではなくヤドカリの仲間だけど)

蟹を自分で買って捌く(分解する)ことがなかったので、悪戦苦闘。後から道産子の友人から教えてもらったんだけど、キッチンとかで使う厚手のゴム手袋を使うといいよって。なるほど!!

楽しい一日でした。

ゴールデンカムイ展に行ったよ

 

 

次の旅行記の前に、私がハマってしまった漫画・ゴールデンカムイについて。


会期中のゴールデンカムイ展のネタバレありますので要注意です。

 


前回の道東旅行の際に、釧路発の摩周湖・阿寒湖等へ行くバスツアーに参加したのだが。
その時にガイドさんが「北海道の歴史は屯田兵と囚人が作ったと言われている」というような内容を話してたのよね。それをTwitterで呟いたところ、オモチさん(仮名)からゴールデンカムイを勧められたのだ。
20代半ばくらいまでは毎週ヤンマガ買う程度には漫画好きだったのだけど、今じゃすっかり遠ざかっていたのだけど。
ちょうど釧路旅行する時(2021年9月)に、ゴールデンカムイ全話無料配信をしていたのですよ。

 

で、ハマってしまったのよねぇ。釧路旅行自体が楽しかったせいもある。

その勢いで2022年ゴールデンウイークの道東旅行を決めてしまった。2021年9月の旅では根室に行けなかったせいもある。

そうこうしているうちにゴールデンカムイ展が始まるとか本紙連載が終了になるとか再度全話無料配信になるとか一気にイベント続出。

2021年の初読みより、2022年の無料配信で読みなおしたらますますハマってしまった私。

一番好きなのはアシㇼパさんのアイヌ講座(?)なんだけど、後半はまあほぼ出てこないよね…(´・ω・`)
とはいえ、一応好きなキャラもおりましてね。ラストに彼が死んでしまった時はしばらくショックから立ち直れなかった。
でも、彼のラストが美しくて良かった。

 

そして、もちろんゴールデンカムイ展にも行った。
漫画読んでるなら楽しい企画だけど、まあ正直言って入場料高いなとは思った(笑)

 

東京は1800円なので、なんというか…お布施ですね。
北海道でアイヌ関連の博物館とか色々見てるので、アイヌ目当てなら絶対そっちがいいと思う。
あくまでも『ゴールデンカムイ展』なのでね。

 

野田先生の集めたアイヌや当時の軍の装備(制服や武器など)の展示と後はもう先生の絵のうまさを堪能する世界。

 

 


そしてグッズには不満ですよ!不満しかないですよ!だって、私の好きなキャラはほとんど無いんだもの~~~号泣
まあ、あったとしてもそんなに買わない気もするけど(笑)

私のハマり方は、グッズやキャラ眺めてうっとりするよりも自分の興味の世界を更に広げる、つまり旅へと繋がる方向性なんだなと改めて思いました。

もう1個オモチさんに勧められた漫画あったけど、そっちは旅が広がらないからか?ハマらなかった(笑)

 

ゴールデンカムイ展は一部を除いて写真OKでした!

2022GW・道東旅(3) 道東旅2日目は根室へGO!

 

 

道東旅2日目は昨年行けなかった根室へのリベンジ。
釧路から根室へ行く列車は5:35か8:20発の2択で、この2本の間はありません。そして、これを逃すと11:12発になる。
根室でのスケジュールを考えると、早起き辛いけど5:35発に乗るしかない。列車の中で寝ればいいや…と思って頑張った。

ホテルに朝ごはんついてるのだけど、さすがに5時台ではまだ開いてなかったので前日に買っておいたパンで済ませて駅へ。出発10分前に着いたら、結構席は埋まってて海側はもう開いてなかった…(´・ω・`)

 

海側のこいつ、寝てるなら場所変わってくれよ!!とずっと思っていたぜ。

 

そしてこの車窓風景が良くてねぇ、結局全然寝ないまま約2.5時間ほどで根室駅へ。
湿原あり、牧草地帯あり、鹿、鶴がいたりして、普段の生活と全然違う風景なので見飽きないんだよね。

 

 

あと、道中で私が大好きなルパン三世の生みの親・モンキーパンチ先生の故郷も通るんですよー!たまたまこ茶内駅の時に、対向列車の通過待ちで待ち時間があったのでこうして写真が撮れました。

 

根室駅には8:00に到着。納沙布岬行きのバスは8:20発。列車に乗ってきた9割の人は岬に行くようです(私調べ)バスは満席でした。

ちなみに乗ってきたバスでまた駅に戻る。運転手さんを含めたほぼ全員が一緒(笑)
岬滞在時間は1時間弱(9:04着で9:55発)で足りるかなと思ったけど、まあなんとかなりました。北方領土資料館とかじっくり見たいと思うと足りないし、悪天候で外に立ってられない(そんな日に行くかどうか知らんけど)とかなら持て余す時間って感じかなぁ。

この日はちょっと風があって、天気が良かったので視界良好。北方領土がめちゃくちゃよく見えた。バスの運転手さんも「こんなによく見えることはなかなかない」と言っていたくらい。

 

本当は去年、2021年9月の道東旅行で来るつもりだった納沙布岬。台風の影響で列車が止まり、来れなかった。
そのリベンジで今回来たわけだけど、あの時から世界の情勢がまた大きく変わってしまった。コロナとも違う原因でそんなに大きく変わるなんて思ってもいなかった。

近くて遠い、日本なのにロシア。たくさんの矛盾のある地。

 

海沿いなだけあって風が強いけど、いつまでもいつまでも見ていたいというか目に焼き付けたい風景でした。


ロシアとウクライナ間のことって、いろんな事情が複雑に組み合わさってると思うのでそれぞれの言い分があるのは当然かなと。自国を最優先にしない首長なんていないですし。
だからといって、侵略して戦争を起こすというのだけは未来永劫許されない行為ではないかと思う。それだけはやってはいけない行為だし、いくらなんでもやらないと思っていた私たちがバカだったのでしょうか。

海を挟んでいるとはいえ、そういう国(々)がお隣だということを私たちは肝に銘じなければいけないし、憲法9条についてもっと考えて欲しい。

無料の望遠鏡からは北方領土にいる人や建物までハッキリ見えた。

と話が逸れてしまったぜ。

 

納沙布岬からの帰り、バスの運転手さん(20代くらいの若者)にとーーーってもお世話になったのだけど、これ以上話が長くなってしまうのも益々うっとおしいと思うのでまたの機会に。


ランチは根室グルメ『エスカロップ』を。ものによってはB級グルメって書いてあるサイトもあったけど、どっちかっていうと喫茶店グルメな気がする。
…喫茶店グルメってB級なの?

予備知識もなく、ご飯の上にカツとデミグラスソースがのってるっていうイメージで注文。

白米と思いきや、バターライスっていうのかな?筍のみじん切りみたいなのが入っていて、ごはんもおいしい。
白米と思ってごはん少な目でお願いしちゃったけど、これなら普通盛でもよかったな~。
デミグラスソースも正統派という感じで美味しかった。

他にも魅力的なメニューがあったので、次回行くことがあったら他もチャレンジしたい。


さて、ランチを済ませたら駅に戻ってまたバスに乗りますよー。

 

2022GW・道東旅(2) 釧路1日目の釧路ぷらっと観光と夕飯はテイクアウト

 

港文館の後は、本当はレンタサイクルにしようかなと思っていたのだけど。
次の目的地まで歩いても20分くらいなので、まあいっかと歩き出す。

 

すれ違う人がほとんど誰もいないところをてくてく歩く。
歩く人がほとんどいないわりに、歩道に雑草が生えてないね。(都心しか知らないと、何を言ってるんだって思うかもしれないけど、地方の歩道は草ボーボーだったりする)

ぼーっと孤独に歩いてるうちに、小高い丘にある米町公園へ到着。
柵があって分かりづらいけど、海が一望できます。

 

さらにそこから歩いて数分で厳島神社へ到着。
やっぱり海上安全、大漁祈願だそう。

今は少し高台で繁華街から離れてるように感じるけど、昔(戦前辺りかな)はこの辺が街の中心地だったらしい。

でもね、ここ元はアイヌの『カムイシュマ(神岩)』と呼んで立て祀っていたところに和人(ざっくり日本人)が神殿建立したんだって。アイヌの人は納得していたのかなぁ…なんて思ってしまった

 

それはさておき、手水舎が鶴なのがかわいいね。


ここからはバスに乗ってホテルへ戻ろうかなと思ったのだけど。20分以上バスが来ないので、すぐ近くにあった米町ふるさと館へ。


大きな商家だったところを観光施設として開放してるらしい。ちょっとトイレ借りようかなと思って入ったのだけど…こちらにいたお姉さん(私のは母くらいの年代の方)と色々話してたら、バスの時間逃してしまった(^-^;

 

この建物が明治~大正頃の大きな商家だったこと、当時は台湾辺りとも交易があったこと、欄間もすばらしい造りであること、ちょうどこの日から今期の営業を開始したこと、かつて釧路の中心地(街)がこの辺りだったこと、ここにもまた炭鉱があり運搬用のトロッコ列車が走っていた事、それには一部客車もあって自分が幼い頃に乗ったことがある…など色々お話しを聞かせていただきました。

数年前、そのトロッコ列車廃線となり、今は跡地だけが近くにあるというので、バスもまだ来ないし(1時間に1本とかなので)歩いて10分弱のところに見に行っていることにした。

踏切だけが残っていて、線路はもう撤去されていたけれど。こういうの見ると「兵どもが夢のあと」的に感情を揺さぶられる感じがするのよねぇ。

そして、幼い頃に乗ったことがあるとかっていう地元の人ならではの話が聞けるのも嬉しい。


今はコロナ追跡のためか、どこの県から来たかを記入させられることが多かったのだけど。私の出発地を言うと、「わざわざありがとうございます」って言われる。本当はこちらこそ受け入れてくれてありがとうだよ。

 


釧路駅まで戻ってきて、近くのセコマでコーヒー買ってお部屋にチェックイン。
今朝も早かったから、ようやく休憩だわぁ。と少しウトウト。こうやって好きに昼寝するのって「旅」って感じ~。

 

さて、夕飯どうしようかなと色々考えた結果、やっぱりだらだらしたいのでテイクアウトで部屋で食べようかなーと。
そしてまたちょうどいいバスが無くて往復40分くらい歩いたわ。

初日は回転寿司でテイクアウト~。

 

やっぱりおいし~~~~。普段あまりイカを食べないのだけど、なんとなくおススメっぽいなと思って頼んだゲソ。茹でたゲソにツメ(甘いタレ)が塗ってあるのかなと思ったら生だった!これが想像以上にヒット。そりゃお勧めだわ(そして100円台だった気がする)


初日はこれでおしまい。この日も早起きだったし、明日も早起きなので今日はもう就寝!