旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

2022GW・道東旅(4) 車石見学と花咲ガニ

 

ランチを終えて向かうのは車石。
根室観光への計画を立ててる時に観光案内のHPで見かけて、こりゃブラタモリ信者としては見てみたい!と思ったのです。
ブラタモリではまだ行ってませんけど。

ただ、これまた車無し旅人には行きづらい場所でね。1日数本しかないバス降りたら20分くらい歩くらしい。それでも行こうと思ってたら、例の金カムでそのシーンが出てきたんですよね~。こりゃ、もう絶対行こう!

と思っていたら、先ほどの納沙布岬行のバスでお世話になったお兄さんが、今度のバスもまた運転してる~。

 

私が車石に行くと言ったら、「車石入口」バス停より「花咲港」バス停の方が便利だよって教えてくれた。坂道はきついけど、そっちの方が絶対ずっと早いと。
道がちょっと分かりづらいからと詳しく教えてくれて、帰りのバスも自分が担当だから(ほらバスの本数少ないからね)もしお姉さんいなかったらちょっとここで待ってるよとまで言ってくれた。「坂がきつい」と言われてビビってたら、行きの所要時間で帰りも計算すればいいよと。
や、優しいええ子や。おばちゃん泣いてまう。

 

(花咲港バス停前の階段登ると神社)

とはいえ、マッハで歩いたし、覚悟してたよりは坂道もきつくなかったので時間にゆとりありました。(12:24バス停着、14:07バス停発なので約1.5時間)

 

しかし、バス停からの往復で歩いてる人は全くおらず。車石自体には多少人がいたけど、万が一私に何か起きたら発見は遅れるな…と思いながら歩いたわ(笑)
風がめちゃくちゃ強くて、体重はあるけど筋力と体幹が無いので飛ばされそうになるのですよ。ふふふ。

踏ん張りながら車石に到着。

こちらは放射状節理といって、字のごとく石が放射状に割れ目が入ってるんですよね。
人がいないから寂しいって?
ほら、人が入るとこうだよ!名シーンだよ!

ブラタモリなんかでは柱状節理はよく出てくるし、実際あちこちにあるけど、これだけ美しい放射状になってるものは世界的にも珍しいらしい。

 

ここで、土方さんが…みたいな気持ちで離れがたい
用一郎の散り際、土方さんに自分だけが楽に死ねないと言ったのは、人としての筋を感じたよね。と一人感慨にふける。

 

ちなみに、この車石から見えるユルリ島。エトピリカの繁殖地だそう。野田先生(金カム作者)は本当に色々取材?勉強?研究?されてるんだなと思った。


バス停まで戻ってくると、まだ時間に少しゆとりがあったので花咲港へぷらぷら(バス停から歩いてすぐです)

バス停や港の看板など、あちこちにロシア語があった。港だからというわけではなく、さきほどの納沙布岬行の時も見かけたのだけど、どうやら船員が(少し前まで)来てたらしい。中国語や英語の表示は無いのに、ロシア語があることの意味をもう少し知った方がいいよねと思ったり。

無事、運転手のお兄さんと再会し、駅ちょっと手前のバス停で降ろしてもらう。列車までまだ時間があるので、スーパー覗こうかなと思って。
お兄さん、スーパーから駅への近道を教えてくれた。最後の最後まで優しい。
彼のおかげで根室の印象がめちゃくちゃよくなったし、海外だったら日本のお菓子でも配りたいところなんだけど。私にできるのは根室へのふるさと納税しかない!と思っています。絶対今年やりますよ。

さて、スーパーで色々見たりして、帰路へ。
帰りの列車、混んでた~~~!座れない人も結構いたよ。さすがGWだな。って、みなさんどこ行ってたんだろう???謎。

無事にホテルへ戻って、夕飯はスーパーで買った花咲ガニ!蟹久しぶりだわぁ。(って花咲ガニは蟹ではなくヤドカリの仲間だけど)

蟹を自分で買って捌く(分解する)ことがなかったので、悪戦苦闘。後から道産子の友人から教えてもらったんだけど、キッチンとかで使う厚手のゴム手袋を使うといいよって。なるほど!!

楽しい一日でした。