旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

夏の青春18きっぷで行く・仙台旅(1) 出発~塩竃で寿司

元々お盆は石川県に行くつもりだった。金沢をベースに18きっぷを使いつつ、能登半島に行こうかなと思っていたのだけど。
金沢がまん防対象地域になったことにより、行きたいと思っていた博物館が休みになった。ちなみにこの時点では金沢観光の目玉トップ3に入るであろう21世紀美術館は営業していた。公営と私営の違いかしらね…

まあ、この辺は施設ごとに判断が異なりますね。

 

そして、お盆は全国的に天気が悪そう…ということでキャンセルした。

この頃、小3の姪に「8-8さんだけ、旅行してずるい」と言われたのだが。「誰とも喋らずに一人で旅行して、一人でご飯食べてるからいいんだよ」と言ったけれど。…一人旅の楽しさ、伝わっただろうか。

一人遊びの出来ない姪には分からないだろうな。私は子供のころから得意だった(笑)

あ、ちゃんと友達と遊んでましたよ?

 

否定的な意見もあるだろうが、この時点で私にとって「旅をしない」という選択肢はなかった。この時に持っている唯一の武器・18きっぷで出かけることにして、ホテルを探す。
こういう時はそこそこ都会に行くべしと思っていたので、仙台に決定。学生時代に行ったきりの仙台だ!

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出発3日前くらいで決めたので、仙台の知識がほぼ無いまま旅に突入。
私、旅計画のために色々調べるの好きなんだけど。かといって、現地でその予定通りきっちり進めるかといったらそうでもない。わりと気まぐれ。途中で変えたり、投げ出したり。
18きっぷは電車の本数が限られているので、かなり調べてそれ通りにしないといけないのだけど。ずっと調べてると、時々イラっとしてくる。それに縛られてる気がして。


今回は天気が良ければ太平洋側にも行きたかったのだけど、今回は無理そうだなと。

 

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さて、当日。
わずかな情報を元に、6時ごろに家を出発。小金井・黒磯・新白河・郡山・福島・白石と乗り継いで仙台駅に到着したのは13:08。7時間も乗ってる(笑)
でも結構乗換もあるし、あっという間。首都圏~栃木県内の辺りは寝てるしね。


で、泊るのは仙台なんだけど、ちょっと遅いお昼を食べたくて仙台からまだ移動。仙石線本塩釜へ。


やって来たのは本塩釜駅から近い、寿司屋!かなり前に友人がここで寿司を食べていたのが羨ましくてずっと心にメモしていたのだ。
初めて店の存在を知ってから、あの東日本大震災があってお店は建替えしてるけどね。そして、建替え後にNHKの「サラメシ」に出ていて、ああ皆さん無事だったんだと目が潤んだのであった。←行ったことないくせに感情移入する人


14時ごろに入店で奥の座敷に1組、2階にもお客さんがいるようでしたが、カウンターは私一人だけ。
セットメニューがいくつかあるようで、私は上から2番目のものを注文。一番上だと煮だこが付くって言われて、タコへの愛がないので2番目にしたのである。(それぞれ4280円、3780円)。様子見て単品追加しようかなーと。

 

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1カンずつではなく、セットで出てきましたよ。美しい~(なんか照明のせいか赤っぽい)

穴子・玉子・子持ち昆布・北寄・鮑・鮪のヅケ・鯛・中トロ・イクラ・ボタンエビ・ウニかな。
内容の説明が無いのがちょっと残念。

 

どれもこれもネタとしても、にぎりの技術としてもクオリティ高い。当然シャリもおいしい。


お椀も出てきたけど、海老の頭が入った澄まし。澄んだスープだけど、ちゃんと海老の出汁が効いてておいしい。


もう少し食べたいなと思って、お店の方とお話し。聞けば色々教えてくれる。多分最初のセットも聞けば、ちゃんと教えてくれる。ただ、今はこちらからの会話は控えめにしないとね。特に飲食店では、と思って。


追加でいただいたのは、しんことぶどう海老。

 

しんこなんて久しぶりにいただくわ~~。酢で締められていて、程よく肉厚だけれど柔らかい。しみじみとヒカリモノのおいしさを堪能。

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続いて、ブドウ海老。その身がほんのり紫がかってるから、そう呼ばれてるそう。
これもまた甘くてトロっとしておいしい。

 

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こちらは更に頭の殻をとった中身だけ炙って出してくださいました。そうそう、海老はここもおいしいんだよね~。海老好きにはたまらない。


これでデザートに桃のシャーベットが付いて5000円ちょっとだったかな。私全然飲まないからね~。これで済んだのでしょう。

 

塩釜すし哲

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