旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

健やかとバカは同一かもしれない

  

私は自分のことを神経質で病みやすい性格だと思って生きて来た。
なぜなら、子供のころから親にそう言われたから。何でもかんでもお腹が痛くなるので、「それは神経から来ているだけ。大丈夫。痛くない」と。
家庭の問題、いじめ、転校、友人との喧嘩…すぐ胃のあたりが痛くなる子供だったのだ。

社会人になって、友人でも職場でも鬱病になる人が周りで多くて、明日は我が身と思っていた。


「だった」「思っていた」と…そう、過去形なのである。


話が逸れるが、学校給食で食べきれない子がずっと食べ終わるまで延々と教室の隅に残されたことでトラウマになったり、登校拒否になったりするという話題があった。
それを聞いた時、私は心底驚いた。というのも、私は保育園時代から隅に残され続けて来たから。もはや残りのプロと言ってもいいくらい。
転校などがあったため、小学校は3つ通ったけどすべての学校で残された。
けれども、そのせいで学校行きたくないなどと思ったことは無い。
給食の時間はとても憂鬱だったけど、「不味いんだから仕方ない」と思っていた。
※3校のうち2校は自前の給食センターがある、ちゃんとおいしい学校です。多分。知らんけど。


家庭環境的にも、まあグレても仕方ないようなところがあったけど、母が『グレたらどこまでも付いていくからな』と脅されていたし、実際ついてきそうな母だったからか?グレることはなかった。
(つか、お前のせいだよ、グレるのはと思ってもいたけれど)

とか考えると、私ってわりと健やかな精神なんじゃない?という気がしてきた。
健やかっていうと聞こえがいいけど、太いっていうかアホっていうか、バカっていうか。いやいや、バカとかアホとか卑下してるわけじゃないのよ、それもまた個性というか。
「バカ」でもいいみたいな本あったよね。


…違った「鈍感力」だ。しかも読んだことない(笑)

外見は母方の血が120%みたいな感じの私だけど、中身は意外と父方を受け継いでるのかもしれないなと思う。
何十年も会ってないけれど、恐らく父方の家系はとても健やかな家系だったようだ。


あ、でも鬱病に関しては「明日は我が身」と思って自分を大切にすることは大切ですよね。