旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

よこすか満喫きっぷで遠足<前編>

 

私専任の横須賀観光大使から面白いイベントを教えてもらい、Bigeastさんと京急「よこすか満喫きっぷ」を使って遠足に行ってきました。
11月の話ですけど。

 

浦賀には明治の遺産「浦賀ドッグ」があって、そこが期間限定で公開されるのだという。
「ドッグ」というのは、人間ドッグの「ドッグ」と同じで、人間ではなく船の修理点検を行う施設のことを言うそうな。

 

予め予約しておいたので、ガイド付きツアーは土砂降りからのスタートだったけれど、とても楽しかった!


ここは世界に5つしかないレンガ造りのドッグで、うち2つが日本にあって、2つとも横須賀にあるんだそうです。この煉瓦だけでも、当時まだ日本にその技術が無かったこともあって、熱い物語が詰まってるんだけど。

コンクリの方が丈夫なんだけど、それでは莫大な費用がかかってしまうので、ここ裏がドッグは一民間企業なので出せるわけもなく。費用削減のために煉瓦にしたそうで、それがこうやって今も残されてるんだからすごいよね。

 


それと同時に技術者達の知恵と結晶が詰まってるの。船をこのドッグに入れる方法、そこから水を抜く技術、船を水平に置く(設置する)技術など、恐らく説明しきれないほどなんだろうねぇ。気分は中島みゆきの「地上の星」であるよ。

 

浦賀船渠 昭和20年6月という製造の日付を見れば、ここがいかに重要な施設だったかが分かるね。
戦争末期、日本中の鉄を集めてこういったところに注ぎ込まれたんだろうな。

1時間ほどの説明はあっという間に終了。おもしろかったー!
説明が終わる頃になってようやく雨が止んできましたよ。

(と言いつつ、この日は結局降ったり止んだりだった)

 

この日はイベントということもあって、キッチンカーも出ていたのだけど。お昼ごろから営業のようで、私たちが行った時はまだ絶賛準備中。

なので、この後は「よこすか満喫きっぷ」の特典を利用してランチです。


バスで移動後(このバスももちろんきっぷで乗り放題)、北浜寿司で地魚堪能。
もう1皿食べたいくらい美味しかった。

 

私専任の大使は、横須賀で生まれ育ったのだけど。子供の頃は自宅でしめ鯖作ってたそうな。やっぱりイキがいいのが入るんだねぇ。

 

ということもあって、こちらのしめ鯖も美味しかったです。あと意外にも卵が予想以上に美味しかった。私は卵に全然これっぽちも愛が無い人なのだけど、ここのはなんだろう…ちょっとプリンとした食感で、お菓子でもないんだけど…なんか個性があって美味しかったです。
グルメなBigeastさんも同じこと言ってたよ。

 

さてさて、再びバスに乗って移動しますよ。