旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

藤田美術館のこと

大阪には大好きで毎回行きたいくらいの博物館があるのだけど、少々場所が不便なのよね。大阪市内じゃないし。
他にいいところないかなーと思っていたら、Bigeastさんがこんなところあるよーと教えてくれたのが藤田美術館だった。
教えてもらった時は改装工事中で行けず、今回(2022年6月)の旅で無事初訪問。

大阪市民から見るとどうか分からないけど、ここもすごい便利な場所という感じはしないけれど、中心地から公共交通機関でそんなにかからないし、住宅街のようなので人が多いということもなく、なかなか良かったです。
暑くなければ歩くと色々ありそうな雰囲気だし(この日は暑かった)
大阪在住のSNSのフォロワーさんがこの辺りのことをつぶやいていたので、覚悟していったけど(笑)そんなに恐ろしい(?)ところではなかった。

さて、藤田美術館は大阪の有名な商人=お金持ち藤田さんが集めたコレクションを展示しています。(だから言い方)

 

美術館も藤田さんの家があったところに建てられており、かつての邸宅で使われていた蔵や建材を活用しているので美術品以外に注目するのも楽しいよ。


入場料はキャッシュレスのためカードか交通系カードで支払いをと言われました。私が行った時にはpaypay系は対応しておらず…キャッシュレスを謳うなら、そこは何とかしてほしかった。(1000円なのにカード払いはサインが必要で面倒くさい)

と初っ端から辛口ですけど。あとは良かったよ~~~。

 

ロッカーもスッキリしたデザインで美術館と合ってるし、公立でもないのにロッカーの代金戻ってくるの~(ケチです)

 

最初に感動したのが鎌倉時代の刺繍!こんなに綺麗な状態で残ってるなんてすごいよね。
(写真はフラッシュ無しなら基本的にOKなのがまたすごい)

 

そして麻に描かれた曼荼羅。詳しくはないけど、曼荼羅ってなんか好きなんだよねー。みちっと詰まった感じが(アホの子)
寺や宗派や描いた人によって、その1枚に一つの世界(教え?)を詰め込むだけ詰め込んで、「絵」という2次元で現してるのがおもしろいなーって思う。…まあこれが3次元でもそれはそれで面白そうだ。立体曼荼羅とかね!

 

蒔絵の工芸品なんかもうっとりする美しさ。
そして館内フリーwifiで、スマホで各展示物の説明が聞けるの。(私は自分のイヤホンで聞いてました)

 

曜変天目茶碗も写真OK。太っ腹過ぎん?でも(当たり前だけど)写真で見るより実際自分の目で見る方が100倍綺麗です。
曜変天目、国宝とされてるいるのは3つしかなく、そのうちの一つがこの藤田美術館にあるそうですby wiki情報

皆さん写真撮ってるけど秩序ある感じでいつまでも粘って撮ってる人とかもいません。

 

そして一通り展示を見て扉を出ると、この窓!これ絵画じゃありませんのよ。

本物の出窓から見える庭の景色なのよ。

 

そしてお庭!暑かったので庭を歩きませんでしたが←オイ

 

いやいや、涼しい季節に再訪した時のお楽しみにとっておいたのさ!


最後に、お茶がいただけるあみじま茶屋へ。藤田さんの邸宅だった頃には茶室が30もあったそうな!!
その一つ…なわけないけど、ここではお茶と団子のセットが500円でいただけます。美術館に入らなくても利用できるので、ここが一番人がいた。
500円て、公民館価格よねって後ろにいたマダムが仰ってて「確かに~」って思わず私も笑ってしまった。

緑茶等もありますが、やっぱりその場で点ててくれる抹茶が一番人気の模様。器も作家の●●さんのものですって説明してくださいます←誰かは覚えてない


全体的にセンスのいい美術館なのでミュージアムショップが楽しみ~と思ったのですが、ショップが無かった!!
絵葉書と図録だったかな、それを茶屋でちょっと売ってるだけだった…(´・ω・`)

 

藤田美術館
大阪市都島区網島町10-32

fujita-museum.or.jp