旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

日銀見学へ行ったよ

 

f:id:eightx:20220325082226j:plain


日本銀行、通称日銀へ見学へ行ってきた。
そもそもなぜ行こうと思ったのかというと、昨年末に関西旅行した際に大阪証券取引所(略称:OSE)のことを記事にしたのだけど。

その時にOSEが見学できると知ったのだ。
そういえば、東証も見学したいけどコロナでずっと見学中止なんだよな~と調べてたら、あらまあ!日銀も出来るでねーのと知ったのだ。

ということで、いつもの好奇心旺盛なBigeast(仮名)さんが食いついてくれて一緒に行ってきた。
平日限定、事前予約で1時間。案内の人が付いてくれます。

詳細はこちら

www.boj.or.jp


いつも通り、無知な私のレポですが。

 

f:id:eightx:20220325081750j:plain


日銀の有名な建物は本館で、その裏や横に別館(新館)があります。当たり前よね、この建物だけで現代の日本の貨幣経済が賄えるわけないわよね。
それすら知らなかったけど。
この建物が設計は辰野金吾氏ということも知らなかった。(さすがに辰野金吾氏は知ってます)

 

f:id:eightx:20220325082200j:plain

日銀、上からいると『円』という字になってるのは有名ですけど。それは後からこじつけじゃないかって。建設当時は『円』ではなく旧字体の『圓』を使っていたので、たまたま一致したのではないかなんて話。

で、関東大震災東京大空襲も潜り抜け今に至るそう。ただ、関東大震災の時は天井のドーム部分のガラスが近隣の火事の二次被害によって粉々になったそう。そこで天井のガラスはあぶねーわってことで止めたんだって。

 

f:id:eightx:20220325081926j:plain


基本的に館内は一部を除いて撮影禁止。くぅ~、無念!
どこもかしこも手が込んだ細工と芸術で素晴らしいです。ただそれらが傷まないように照明が抑え気味なので、ご老体には辛いかもしれない(笑)

同じく写真不可エリアには歴代総裁の肖像画が並んでました。(近代になると写真になっていたけど)
画家が違うので絵もまた違って、美術作品としてもおもしろいなあと思った。(ただ、ここも本当に薄暗い(笑))

 

f:id:eightx:20220325082503j:plain

見学者は私たち含め10名もいなかったのだけど、1人ご年配の方がいらしてエレベーターを使ってらっしゃたのだけど。(私たちは階段使用)
階段は階段でクラッシックで重厚だったけど、エレベーターもゴージャスでカッコよかったよ。

 

f:id:eightx:20220325082300j:plain

建物内で許可があった数少ない撮影スポット。
地下の金庫の隣の部屋。あ、もちろん金庫だってかつてのね。現役じゃないわよ~。


こういうの見ると私はすぐに愛するルパンを思い出します。ルパンなら地下掘る?総裁に変装?銭形警部?
うふふ。

 

そして、かつて本当に銀行としてこの場所が使われていた頃の広間(窓口)も撮影可でした。

f:id:eightx:20220325082329j:plain


函館(現在は北方民族資料館)や松江(現在はカラコロ工房)も日銀を見たけど、やっぱりかつての銀行の堅牢だけど建物としての魅力も大きいよなぁ。
今の銀行が将来建物的価値が出るかというと…まあかつてだってそれ目当てで建てたわけじゃないのだろけど。

セキュリティの問題なのか、コロナ対策なのか分からないけど、使えるトイレは1か所だけ。

f:id:eightx:20220325081950j:plain

しかし、その入り口ですらカッコいい…中は普通に近代的なトイレなので、安心して(?)入ってね。

 

3月頭に見学に行ったので桜はまだ固い蕾だったけど。今はもう散ってるのかな~。

f:id:eightx:20220325082547j:plain


そしてこの日学んだエンタシス!柱!ギリシャ