旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

魚肉ソーセージの思い出

 

 

今でこそ食い意地のはった中年の私だけど。
幼少期は、それはそれは食の細い子供だった。「新生児検診で50gしか増えてなくて、毎回恥ずかしかった」と母が今でも言う。


いずこも同じで、祖父母は孫になんでも食べさせたかったにも関わらず、私は食に一切興味のない子供だった。
そんな中唯一、祖母が買ってくれた中で食べたものが魚肉ソーセージだった。本当はその魚肉ソーセージにかわいい女の子キャラのシールが付いてくるので、そっちが目当てだったのだけれど。
それでも、私が唯一食べるので祖母はよく買ってくれたのだった。
今でも魚肉ソーセージを食べると、祖母とそれをよく買ってた田舎の小さな肉屋の風景を時々思い出す。
私と祖母の数少ない思い出だ。


ちなみに、お菓子もアイスも大好きだった妹は祖母に「お菓子買いに行こうか。好きなもの買ってあげる」と言われて、嬉々として近所の何でも屋に出かけていたということを、つい最近知った。
(当時の田舎にはスーパーというより小間物屋的な何でも屋が何軒かあった)


という思い出とは関係なく。

 

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一見ペンケース風の魚肉ソーセージケースを作った(笑)
こぎん刺しっぽいもので。いや、周りの飾りはこぎんだけれど、文字部分がこぎんかと言われれば正確には怪しいのであるよ。
ま、周りと相まってこぎんに見えるでしょう!きっと!

 

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