旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

2021年9月の初釧路・ピリカ号で摩周湖・硫黄山・屈斜路湖(6)

 

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釧路滞在・2日目。
土砂降り~~~。台風が関東ら辺に来ていたのだが、遠く離れているにもかかわらず海沿いの街釧路は大きな影響を受けていた。
東京の友人らとlineして分かったが、おそらく釧路の方が酷い。

しかし、そんなことは承知の助。
全日に申し込んだ、阿寒バスのピリカ号で「道東三湖 ~摩周湖屈斜路湖・阿寒湖~ を巡る1日コース」を周りますよ。

これ、土砂降り・雨と風が酷くて、多分写真載せても御覧いただく方がつまらないと思うのですよ。
でも、私的にはすごく楽しかったの。

なんで楽しかったのかなとつらつら考えるに…
・ツアー参加者が少ない(大型観光バスに客は3人)
・各観光地に人少ない
・ガイドさんが色々説明してくれる
・こんな時に行くアホだなと自分を笑える
悪天候だからこその、最果て感を味わえる

という感じでしょうか。これのどこが面白いんじゃ!と言われればそれまでなんですけどね。

昔々、渡辺淳一の「阿寒に果つ」を読んだことがあって、私の中で特に阿寒湖は最果ての地だと思っていたので、本当にそんな感じがしたのがすごくよかったの。

 

ということで、ざっくり紹介。

まず最初はまりもでも有名な摩周湖
霧の摩周湖なんて言われるけど、暴風雨の摩周湖や(笑)


ただ、こちらは晴れててもこんな風に霧で何も見えないことも多々あるらしい。特に夏場。
この日の「暴風」のおかげで、湖の真ん中にちょこんとあるカムイシュ島が見えた。これまた晴れてても見えないこともあり、カムイシュ島を待ち受けにしてるといいことあるんだって。


ここで一瞬にして傘がお猪口になりつつ(自力で直した)、硫黄山へ。明治時代、囚人によって採掘が進んだそう。
今は採掘はされてないけれど、もうもうと噴煙をあげてます。玉子嫌いの私でも、ゆで玉子食べたくなる匂いがする(笑)
実際、ゆで卵は名物で、数少ない観光客全員買ってた(私調べ)。チラッと見たけど、黄身がガチガチタイプだったので(-_-)こんな顔で退散。

代わりにかぼちゃのあんが入った、お焼きみたいなものを買ったよ。


続いて、屈斜路湖(砂湯)へ。
理屈がよく分からないんだけど、湖自体は水なの。なのに湖岸の砂場を掘ると温泉が湧き出るの。地面の中でどう住み分けてるのか全然分からないんだけど!
だから、晴れていてればベンチに腰掛けて足湯しつつ湖を眺められるらしい。


ところで、このバスには可愛らしいバスガイドさんがいらっしゃいましたのよ。
ここまでの間も、出発地・釧路の街の話、通り過ぎる街の紹介や歌なんかを歌ってくれて、これもすごく良かったなと思った点の一つ。
横綱として有名な大鵬弟子屈町(てしかがちょう)出身の話や、温泉の話なんかも興味深かった。

本当は寝たかったのに、ついつい聞いちゃったもんね。
まあ、結局屈斜路湖の後ちょっと寝ちゃったけど(笑)

この後はいよいよ阿寒湖へ向かいます。