旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

女は子宮でモノを考える

40歳も過ぎたので、自分の弱点は一応分かっている。多分。
全部が全部というわけにはいかないが、付き合い方も心得てきた。


自分の強みを伸ばすとか長所に目を向けるとかいうけれど、そこを伸ばす前に弱点、嫌いなところ、コンプレックスとうまい距離感をつかむ方が人生で大切ではないかと。
無くすことはできないけれど、距離おいて付き合えれば人生楽になるよね。

人は誰でも落ち込むときがあるけれど、そういう時こそ自分の欠点がより目につく。
そこでうまいこと距離感を保てないと、ますます落ちて行ってしまうので。


そんな時、付き合いが長い友人や人生の先輩方がくれた厳しくも温かい言葉はいつも指針となる。

その中でも中医の資格を持つ人生の先輩が教えてくれた言葉は私が落ち込んだ時のストッパーの一つだ。


「女は子宮でものを考えるから」


これ、よく聞くセリフかもしれない。その時々でこの言葉が出てくる背景も意味も違うと思うけど。
私が初めて子宮筋腫卵巣嚢腫摘出手術をして退院したばかりの頃に言われた。

女は子宮でものを考えるから、悩みすぎると子宮に(体に)負担がかかるよという意味合いで言われた。


これが真実かどうかなんて、大して重要ではない。
悩んで落ち込んでどうしようもない時、「これ以上考えたって答えが出ない」と思った時は「そうだ、私は子宮を大切にせねば!」と思い出す。
気持ちをコントロールするおまじないみたいなものね。

まあ、結局のところ子宮筋腫再発してどうしようもないほど大きく数も増えちゃったけどね(笑)

 

もう一つ、30歳過ぎたころに年上の友人に言われたのが「他の人はもっと周りを頼ってるよ。もっと人に頼っていいんだよ」と言われたこと。

私は自分のことを「すぐ人に頼るダメ人間」だと思っていたので、「これ以上、みんな頼ってるの!?うそでしょ」って思ったし、今もそう思ってる。
でも、これ聞いてから頼ることに罪悪感を覚えづらくなくなった。出来る人に出来ることを頼もう、代わりに私が出来ることを引き受けようと。

 

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鶏が下だったら、ブレーメンも潰れちゃうからね。

頼っていいんだよ。