旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

フェルトマトリョーシカに挑む(後編)

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さて。フェルトマトリョーシカ製作開始であるよ。
今回は必要なパーツが全部用意されていて、それを選んで塗っていくだけ。…そう、それだけなんだが!

頭巾、ボディ、洋服(エプロン)、顔、前髪、後ろ頭の飾りの葉っぱを選ぶ。
顔と手(腕)は決まっていた。

それ以外に、エプロンと手と袖の部分のステッチだけ、縫い糸ではない糸(撚りの強い刺繍糸みたいなの)を使うのだが色が選べる。
あと目・鼻・口もこれまた選ぶ。

基本は全部フェルトでエプロンだけ裏に芯を貼ったコットンだった。

※今回は初心者向けにこのようなパーツで、先生ほどのレベルだともっともーっと選択肢は多い。

 

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頭巾とボディはわりと早く決まったのだが、エプロン選びに最後の最後まで迷う。
ちょっとしか見えないけれど、印象がガラッと変わるので。あぁああ、またクネクネしちゃう。どっちもかわいい。


しかし、このフェルトマトリョーシカにハマったら生地の小さな端切れも更に捨てられなくなっちゃうね。
余談だが、こぎんの糸も短い部分でも捨てない人多い。有名メーカーはともかく、染めた糸とか高いしもったいないので皆さんわりと取っておく。こぎんのWSに参加した時にそんな話を聞いた。
小さな端切れも捨てられないというのは、パッチワークをやってた私の師匠こと母も同じだ。彼女は沼の先輩だからな(笑)
私のマトリョーシカを見て、「あと10年若かったらやばかった」と言っていた。今からでもいいんですよ~と思ったけど、歳をとるとやっぱりこういう細かい根詰めた作業がおっくうらしい。今は服ばっかり作ってる。
根詰めてできるのも若い若い今だからこそや、パンダ嬢よ!どんどん沼へ!

 

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さて。話は戻り。
顔→頭巾→ボディを前身ごろ、後身頃で仕上げて最後に前後を合体という流れ。

以下自分メモ。
・顔や髪をぬいつけるのはたてまつり、目を揃えたい
・フェルトがずれないようボンドで仮止め(つけすぎない)
・ブランケットステッチの終わりは玉止めしない、なんたら法(名前不明)
・綿は結構入れてよし、ビー玉入れる位置に気を付ける

目は玉止めなのか?フレンチノットステッチなのか?刺繍をやらない私にはイマイチ分からないのですが。
針に糸を巻いてから、そのまま針を動かせたので多分フレンチノットステッチなのかなぁと思った。

 

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ここまでやると、まるで指人形のよう。この写真では人差し指に指してるが、これで大きさが分かっていただけるだろうか。

 

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綿をつめて、底を縫う。記念のワッペンには何を書いてもいいですよって言われたので、日付を入れてみた。
手芸部が始まったのがこの年だよと分かるようにね。

 

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今回参加者は6人いたのだけど、どの子もかわいい。人様の見て「その組み合わせもいいね~、本当もうすっごく素敵!かわゆい!」クネクネとしてしまう。あは~ん、かわいいね~。
安心してください、心の中でクネクネしてるだけです。

 

しかし、私の子はなぜ全体的にかしげているのか…

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私の姿勢が悪いから?
私の根性がねじれてるから?
体幹がないから?
生き方がぶれてるから?
色々帰り道考えた。多分、顔を貼る時にちょっと向きの確認を怠っているのと頭巾をボディに貼る時にも確認を怠っている。
本当にね、私ってやつは「初めてのもの」に不器用なんですよ。もう今はそのことをよく分かってるから、落ち込みませんよ。次回頑張ればいいの。楽しかったからいいの。
昔ならめちゃくちゃ落ち込んだものです。楽しかったことより、「できない」ことに目がいっちゃう。でも今はそれもないから、本当楽しいだけの時間でした。

さて。事前に心配していた色味のセンスだけど。前編にも書いたように、「北欧」と「サイケデリック」な色組み合わせを見ていたせいか?
先生が「北欧っぽいね」と言ってくれたヽ(^o^)丿
かもめ食堂に置いてありそう」って、お世辞でも嬉しい!


ちなみにパンダ嬢と参加したけど、始まるまでは結構喋ってたけど、始まったとたんに無言…そんな余裕お互い無い(笑)
そこも含めて楽しかったね~。

 

反省点を振り返ってもう一度作ってみたい。
って思ってるの恐い。一緒に参加したパンダ嬢は既に沼に片足突っ込んでる(笑)
パンダ嬢、ここから独創的アイディアを思いついてたんだけど、それはまた別のお話し…(某古のドラマ風)