旅と食と糸と花

旅が好き、食べることが好き、こぎん刺しを嗜み、花を愛でる、でもどれに関しても無知な妙齢会社員の日記

上と下に学ぶこと

会社で全社員が使うあるシステムを導入することになって、まずは東京からということで説明会をしたんだけど。
わが社は(株)昭和というくらい、良くも悪くも古いタイプの会社だし、ITに疎い人が多い。
そんな中で立場的にも年齢的にも上の方たちから順番に説明・導入を行った。

f:id:eightx:20210527221846j:plain

私は説明する側で20~60代までの社員を見たのだが。
会社としての特徴(カラー)ももちろんあるだろうけど、年代的な傾向として上の年代ほどメールやマニュアル等を見ない、理解しない。
早とちりではなく、読解能力が落ちる。例えば自分の名前はカタカナで入力してくださいと言っても、平仮名・漢字・ローマ字で入れてくる。

 

「自分の名前を入れる」だけを見て、それ以降の注意文をもう見ない、見ようとしない。
もちろん、20代でもそういう方もいるだろうが、それはごくわずかで上の年代は圧倒的多数がそうなる。上の例でいけば、ほぼ全員が正しくできなかった。

 

自分の思い込みが強いのもあるのだろう。
長く生きてきて、経験を積んでこうだろうとあたりを付けてしまう。「先入観」と同じかもしれない。それは予測が立てられるという意味ではいいことだけれど、間違った方向に進むという場合もあるわけだ。
カタカナで入力しないと先の画面に進まないのだけど、自分は間違ってないと思ってるから「先に進めない」と騒いでしまう。


でもこれって、他でもあるよなーと。
yahooのコメント欄でも、題名だけ見てコメント書いてるのかな?中身見てないのかな?って人や、SNSのコメントでもそう。自分のところでも他の人のコメント欄見ても、『待ってー、ちゃんと文章読んでー』って思う事多い。SNSなんて、大して難しいこと書いてなくても理解しない、できない人多い。こちらの話聞いて(読んで)ます?って思っちゃうような、この人仕事出来てるんかなって思っちゃうけど。


「この服、柄はかわいいけど形が自分には似合わないから買えなかった」と書いてるのに、「素敵ね、着てみせて」みたいな。買ってねーっつーの。


話戻って、わが社の上の年代がそうなんだからね…立場も上の方々ですよ。仕事…できてるんだと信じたい。
会って話せば(説明すれば)理解できるので、できてるんだと信じたい。仕事はほら、ある程度の経験値も大切だから。ね。


20代への説明会で思ったことは、「偉そうにしてる奴ほど出来ない」。仕事できないと評判の奴ほど、自分は出来ると思ってるのか態度が偉そう。
いや、態度が良くても仕事出来ない人はたまにいるけど、若いのに態度がでかい偉そうな人は100%出来ない。
かつての私なら、そんな奴の鼻はぺしっと折ったものだが。今はもう関わらずに生きようと思う省エネさんになってしまった。歳をとったなあ。


前者の話も後者の話も翻って、自分も気を付けたいなと思う。他人のフリ見て、ってやつだね。