恋人以外で、私が自分で縁を切った人は2人いる。
距離を置く、のではなく縁を切るのだ。はっきりと「もうあなたと人間関係を続けませんよ」と言葉にしたのが2人いた。
高校時代に1人、これが大変後味が悪くて、二度とやるまい、そっと距離を置こうと誓ったのだが。
40過ぎて、またやる羽目になった。最終的に着信拒否やlineブロックしても、気づかずに連絡してきたから…
彼女もまた高校時代の友人だったので、実家の電話番号も場所もみんな知ってるのでね。はっきり言わざるを得なかった。
実家に電話されても、「いません」で済むだろうと思うのだけれど、彼女は精神疾患を患っていた。
彼女のしつこさに辟易して、そういったことに詳しい友人に相談すると「彼らは「他人の立場・状況」を鑑みることができない。下手したら家来るよ」と脅された。
そしてそれが脅しには思えなかった。
彼女は一浪した後、国家資格の医療従事者だった。しかし、それで働いたのはほんの数年。あとはずっと医療を受ける側だった。長いこと病と付き合っている。というか入院している。
大学の学費も生活費も（地方の大学だったので）全部親に出してもらって、更には病院の治療費ももうずっと出してもらってる。それなのに、40過ぎても「親は何もわかってくれない」と平気でのたまう。スマホの料金すら親に払ってもらってるのに、そのスマホで出会い系で知り合った男とホテルへ行ってる。
そして、そのホテルでの様子を全部lineで報告してくる…1日働いた後に、それを送られる私の気持ちよ！10代じゃあるまいし、他人の情事になんの興味もないよ。
高校時代からの付き合いだけあって、親御さんもよく知ってるので本当にもう悲しい。
そもそも、他にもいろいろあって病気になる前から私は距離をおいていたのだが。
共通の友人を通して連絡してきて、その友人の手前もあってしばらくなんとなくふんわりと続けていたのだが。ホテルlineからもう無理だと思った。
そこから、着信拒否、lineブロックするが、それでもしつこくてハッキリと「私はもう無理です」と言ったわけだ。これがびっくりするほど後味が全然悪くなかった！せいせいした。
根が善人（自分で言う）の私にしては、本当に珍事だ。
しかし、さすが国家資格。選ばなけば、仕事は直ぐに見つかる。何十年ものブランクがあっても。最前線の知識が無いが、プライドだけは一人前（以上）。
再就職よかったねというより、恐いなと思った。
でも、恐らく続かずに辞めてるだろうと思う。そしてまた入退院を繰り返しているのではないだろうかと思う。
今本当に医療従事者が少なくて困ってるのだろうけど、こういう人も（現場に）出てくるのかと思うと恐いねぇ。
